暑い日が続いている。世間様は、そろそろ盆休みだというのに、俺の仕事は忙しさを増してきやがった。今日こそは、今月はじめてのプリントでもするべ、これでアムステルダム・シリーズに引導を渡せるぜと思っていたのに、打ち合わせだ、現場調査だと立て続けに予定が詰まってしまった。どうなってるんだ?もちろん、お盆もみっちり仕事が詰まっている。そのあとも、10月くらいまでは、ほぼびっしりだ。しかも、いくつも仕事が重なっている。身体は一つしかない。ブローカーの様に仕事を他所に回さないと、何ともならないんだ。
これで、ドバドバ儲かればいいんだけれど、俺の商売は薄利多売で成り立っている。世の中そうは甘くないのさ。俺の財布の中身を当てにしてはいけない。情けないことだ。
またもや、俺の街で殺人事件が起こった。45歳の派遣社員の男が、写真撮影のモデルとして、派遣型モデルクラブ(ってなにそれ?)から、21歳の女子大生を自宅に呼び、どうやら一発やってやろうってスケベ根性を起こして、女に大騒ぎされて、刃物で女子大生の首を切って殺しちゃったそうだ。男は自首したんだが、どうもね、俺の住んでる街は、こんなクソみたいな事件ばかりで嫌になる。ゴッサムシティーだ。ドストエフスキーやエミール・ゾラが知ったら、ニンマリして小説の題材を探しに来そうな町だ。
男はたいてい誤解しているんだが、女がセクシーな恰好をしていたからって、すぐにやらせると思ったら大間違いだ。
かつては、ホットパンツにへそが出たような恰好をしているのは、売春婦ぐらいだった。
嘘だと思うかい?嘘じゃないんだぜ。1976年公開の『タクシードライバー』(言わすと知れたスコセッシとデ・ニーロの強力コンビによる傑作映画だ。
見たことのない奴は、必ず見るべし。
俺はサークルKで1050円で購入したぜ。
で、15歳の売春婦アイリスを演じた当時若干13歳のジョディ・フォスターは、衣装合わせの時に、『こんなはしたない服を着るのは耐えられない』と泣いたそうだ。
厚底のサンダルに、ホットパンツ、派手なブラウスはみぞおちのあたりで結ばれて、へそというか腹部丸出し。今ならどってことないカッコーだが、70年代のアメリカでは、それは淫売、つまりビッチ!だということを周囲に示すドレスコードだったわけだ。
マイルス・デイビスの元妻で、60年代末期から70年代初頭のセックスシンボルの一人、ベティ・デイビスの1stアルバムにも、アフロヘアーで、ホットパンツ、膝上のブーツ姿の彼女の写真があしらわれているが、今ならごく普通のファッションとして受け入れられるだろうが、おそらく当時は、良識ある人々の顔をしかめさせたにちげーねー。
俺のつれあいは、そのジャケットを見て、『かわいらしいじゃん』と言っていたが・・・。
現在の日本じゃ、それがヨーロッパやアメリカなら淫売しかしないぜっていう格好を、売れればよしってことで、じゃんじゃんガンガン売りさばいている。
実際に、ヨーロッパに行くと、なかなかそんな恰好の女の子は歩いていない。時折見かけるのは、よほどハイセンスで周囲の目なんか気にしないって娘か、それともそういったご商売の方か、そんなところだ。
そういう事情を知ってて買うのならまだしも、残念ながらニッポンの女の子に対して、そういったことを誰も教えてはくれない。雑誌を見ても、そんなファッションばかりだし、メイクだってそんな雰囲気だ。それがクールだって、彼女たちは思っているのさ。だから年頃の女の子たちは、喜んで買って、身にまとうのさ。
いや、それは決して悪いことじゃないんだけど、そういうファッションを選択する事で、男たちからは、自分自身が思ってもいないような、ふしだらな女に見えてるっていうことは知っておいても損はないと思うのぜ。いや、むしろ自分の身を守るためにも必要なことだろう。
まぁ、俺も男だから見てるぶんには悪い気はしないんですがね、だからといって、決してどいつもこいつもすぐに股を開くとか思い込んでいたりはしないつもりだ。さすがの俺も、そこまで馬鹿じゃないつもりだ。まぁ、バカバカしい、ホントーにバカバカしい話だ。
やりきれない思いで、俺はロバート・デ・ニーロ演じるタクシードライバー、トラヴィスの様に『この腐敗と背徳の渦巻く街を洗い流す雨は、いったい何時降るのか・・・』と思う。
トラヴィスは銃をとった。俺は、銃の代わりにカメラを向ける。それだけの話しさ。
OK、読者諸君。失礼させてもらうぜ。お盆休みを思いっきり楽しんでくれ。
休みのない君や俺は、せいぜい頑張っていこうぜ。熱中症にならない程度にね。
これで、ドバドバ儲かればいいんだけれど、俺の商売は薄利多売で成り立っている。世の中そうは甘くないのさ。俺の財布の中身を当てにしてはいけない。情けないことだ。
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| Paris |
男はたいてい誤解しているんだが、女がセクシーな恰好をしていたからって、すぐにやらせると思ったら大間違いだ。
かつては、ホットパンツにへそが出たような恰好をしているのは、売春婦ぐらいだった。
嘘だと思うかい?嘘じゃないんだぜ。1976年公開の『タクシードライバー』(言わすと知れたスコセッシとデ・ニーロの強力コンビによる傑作映画だ。
見たことのない奴は、必ず見るべし。
俺はサークルKで1050円で購入したぜ。
で、15歳の売春婦アイリスを演じた当時若干13歳のジョディ・フォスターは、衣装合わせの時に、『こんなはしたない服を着るのは耐えられない』と泣いたそうだ。
厚底のサンダルに、ホットパンツ、派手なブラウスはみぞおちのあたりで結ばれて、へそというか腹部丸出し。今ならどってことないカッコーだが、70年代のアメリカでは、それは淫売、つまりビッチ!だということを周囲に示すドレスコードだったわけだ。
マイルス・デイビスの元妻で、60年代末期から70年代初頭のセックスシンボルの一人、ベティ・デイビスの1stアルバムにも、アフロヘアーで、ホットパンツ、膝上のブーツ姿の彼女の写真があしらわれているが、今ならごく普通のファッションとして受け入れられるだろうが、おそらく当時は、良識ある人々の顔をしかめさせたにちげーねー。
俺のつれあいは、そのジャケットを見て、『かわいらしいじゃん』と言っていたが・・・。
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| Paris |
実際に、ヨーロッパに行くと、なかなかそんな恰好の女の子は歩いていない。時折見かけるのは、よほどハイセンスで周囲の目なんか気にしないって娘か、それともそういったご商売の方か、そんなところだ。
そういう事情を知ってて買うのならまだしも、残念ながらニッポンの女の子に対して、そういったことを誰も教えてはくれない。雑誌を見ても、そんなファッションばかりだし、メイクだってそんな雰囲気だ。それがクールだって、彼女たちは思っているのさ。だから年頃の女の子たちは、喜んで買って、身にまとうのさ。
いや、それは決して悪いことじゃないんだけど、そういうファッションを選択する事で、男たちからは、自分自身が思ってもいないような、ふしだらな女に見えてるっていうことは知っておいても損はないと思うのぜ。いや、むしろ自分の身を守るためにも必要なことだろう。
まぁ、俺も男だから見てるぶんには悪い気はしないんですがね、だからといって、決してどいつもこいつもすぐに股を開くとか思い込んでいたりはしないつもりだ。さすがの俺も、そこまで馬鹿じゃないつもりだ。まぁ、バカバカしい、ホントーにバカバカしい話だ。
やりきれない思いで、俺はロバート・デ・ニーロ演じるタクシードライバー、トラヴィスの様に『この腐敗と背徳の渦巻く街を洗い流す雨は、いったい何時降るのか・・・』と思う。
トラヴィスは銃をとった。俺は、銃の代わりにカメラを向ける。それだけの話しさ。
OK、読者諸君。失礼させてもらうぜ。お盆休みを思いっきり楽しんでくれ。
休みのない君や俺は、せいぜい頑張っていこうぜ。熱中症にならない程度にね。


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