2011/08/20

Post #280 Naked Eye #14

明日から仕事がヘビーな進行なんだ。
眠ってる暇もありゃしないくらいだ。8月の山場なんだ。
朝早くから真夜中まで、現場に張り付きだ。ヘビーだが致し方ない。それが俺の仕事だ。
だから、いつものようにあっさりと流しておくことにするさ。
Paris
では、失礼するぜ。明日は朝早くから出撃なんだ。

2011/08/19

Post #279 記憶中枢異常あり

今日は昨日よりも涼しかったんで、プリントも進むかと思ったんですがね、結局仕事のメールだの電話だので、思うように進まないわけだ。とはいえ、懸案のアムステルダムの写真はすべてプリント出来たんだ。勢いでそのままブリュッセルに突入しようかとも思ったんだけれど、新しいフィルムに突入するには、時間的にも中途半端だし、現像液もすっかり疲れ切っていた。初めは無色透明なんだが、披露してくると、黄褐色になる。そうすると、印画紙の黒のノリも悪くなるし、時間もかかるわけだ。さらに言うと、最初15カット焼く予定だったフィルムを見直していると、何枚か焼きたいコマが増えてしまったんで、これをずべて片付けると、今夜程よい時間で切り上げることは無理だなぁ、明後日からの仕事の図面もチェックしたいしなぁ・・・って事情もあった。こう見えて、まっとうな職業人だからね、俺は。
で、やめた。本日、17カットプリント。結局暑くても、涼しくても同じだってことだ。
Amsterdam
最近、自分で気づいて驚いたというか、呆れかえったことがある。
つい先日、俺は自分のつれあいが撮った写真を見ていたんだ。そう、アムステルダムやブリュッセル、それにパリの写真だ。最近お見せしているあたりの写真だ。
うちのつれあいはカラーで撮っているので、サービス版にプリントされていた写真を見ていたわけだ。同じところを歩いていても、写真とはこれほど違うもんかと、いつも驚くんだけれど、今回一番驚いたのは、俺と連れ合いの写真のセンスの違いでは、ない。
確かにどの風景も記憶にあるんだけれど、俺の記憶にある風景には、何ということだ、どれもこれも、色がない。つまり俺の脳みそには、風景がモノクロで記憶されちまってるってことだ。
まいったなぁ・・・。犬じゃないんだから、勘弁してほしいぜ、まったく。
だから、他人の撮った写真を見て、あぁ、この風景、こんなに色鮮やかだったんだと感心する始末だ。ホント、まいったなぁ。いくらモノクロ写真ばかりやっているからって、それはニンゲンとして問題アリじゃないだろうか?
Amsterdam
もともと、俺の記憶はいい加減だ。死んだオフクロの顔など、とっくに思い出せない。暫く合わない人の顔なんか、自動的にデリートされていく。きっと脳みその空き容量を自動で増やすアプリケーションがビルトインされているんだろうよ。
しかし、それぐらいならまだいいさ。冗談みたいな話だが、俺は自分の顔に関しても、しばしば、俺こんな顔だったけ?なんて鏡の前で首をひねっている始末だ。これはまぁ、ゲシュタルト崩壊しているのかもしれないけれどね。
ゲシュタルト崩壊ってのは、うむ、要は脳の中の認識するユニットが疲労してしまうせいで、文字や顔なんかが、これってこんなんだったっけ?って自信が持てなくなるあれだ。詳しいことは、よくわからいけれど、興味があるなら、各々ネットで検索するなりして、無駄知識を増やしていただけると幸いだ。
いずれにせよ、記憶に色がないって、どこか寂しいもんだ。ひょっとしたら、プリントすることで、記憶がカラーからモノクロに上書きされてしまってるのかもしれないがね。
俺の友人の陽ちゃんは、空手家の父親から『写真は、脳の怠慢を招くだけだ。写真などに頼らず、自分自身の脳みそにしっかり記憶しろ、記憶!』と、いまどき無茶なことを言われて育ったおかげで、写真は不要ときっぱり言ってのける凄い男だ。俺は、その話を聞いて『いや、冗談じゃないぜ。そんなこと言ったら身もふたもないもんだぜ・・・、まいったなぁ』って思っていたんだが、自分の記憶から色が抜け落ちているこの現実を前にして、もう少し、しっかり記憶したうえで、記録しなけりゃなと思った夏の一日だったのさ。

読者諸君、失礼する。ブリュッセルの写真をプリントするのが、今から楽しみだ。そのためには、いくつか仕事の山を乗り越えなけらならないのさ。やれやれ、気が重いぜ。

2011/08/18

Post #278 天気予報は能天気予報

天気予報で今日あたりから暑さが和らぐと言っていたのを当てにして、今日は久々にプリントしてみたんだが、死ぬかと思った。
俺が暗室につかっている洗面所には、もちろんクーラーなんて気の利いたものはない。だから、閉め切った暗室は、さながらサウナ風呂のようだ。目の前では、150Wの電球を使用した引伸機が、熱を発している。汗がとめどなく噴き出してくる。覆い焼きしていると、汗がしたたり落ちてくる。
Paris
一体何枚タオルを使ったことだろう。何枚かプリントすると、失われた水分を補給するために暗室を出て水を飲む。頭に巻いているタオルは、すでに汗でべとべとだ。暗室=洗面所の洗濯機に放り込む。新しいタオルに替えて、また2、3枚プリントする。
ちっとも進まないぜ。露出の読みを外して、紙を何枚も無駄にしている。もったいなくてうんざりするぜ。
Paris
いつもながら、この時期のプリント作業は苛酷だ。俺は遠い目をして伝説の常春の国、マリネラ王国を想う。何といっても夏もきついが、冬もしんどいからね。
とまぁ、こんな有様でプリント17枚。あと16枚焼けば、パリに続いてアムステルダムは終わり。次はブリュッセルだ。
明日も仕事は休みだ、残念ながら。仕事が休みだからといって喜んでいては、オマンマの食い上げだ。いくらリキを入れてみても、写真じゃ小遣い銭すら稼げない。しかし、そんな時こそ、気を持ち直してプリントだ。TVの天気予報は、明日からは暑さも和らぐと言っている。毎日そんなことを言っていやがる。今日も涼しい予定だったはずなのに・・・。まるで馬の前にニンジンをぶら下げて走らせているようなものだ。
という訳で読者諸君、失礼するぜ。汗と薬品のにおいの染みついた身体を、風呂に入ってすっきりさせたいのさ。また会おう。しかし、正直言って、ヨーロッパの写真、早く終わらせて、他の写真をプリントしたくなってきたぜ。そう、平たい顔に短い手足の民族の皆さんが、なんとなく懐かしく思えてきたんだ。