2015/02/02

Post #1398

Nagoya
イスラム国に囚われていた後藤健二氏が、イスラム国の処刑執行人ジハーディ・ジョンによって殺されたという。
後藤氏の冥福をお祈りしたい。さぞや無念であったことだろう。
しかし、イスラム国の狂信者が日本人や欧米人を殺害すると大きな衝撃を世界に与えているようだが、現地の人々は毎日、虫けらの様に殺されている。
同じ命なのに、その人たちの死は、如何にそれが無惨なものであっても、平穏に暮らしている多くの人々に衝撃を与えるどころか、注意さえ払われていない。
その現実に苦虫を噛み潰したような嫌な気持ちになるのは、俺だけだろうか?

ニカブという女性の目以外を覆い隠す伝統衣装の着用を拒んだ女性が、首まで埋められ、聖書の時代のような石打の刑で殺される。もし、俺がそこに暮らしているのなら、俺の知っている限りの女性たちは、素敵な女性たちは、人々が投げる石くれで、美しい顔を血だらけの肉片に変え、惨殺されるのだ。

心に罪を犯したことのないものだけが、彼女に石を投げるがいい。イエス様はそう仰った。
しかし、人々は銃口にさらされ、女性に石を投げることを強いられる。目を背ける事すら許されていない。
宗教の異なる男は、それだけで虫けらの様に殺され、女は性奴隷にされ、人間性を踏みにじられている。
子供たちは、近代的な教育を受けることは許されず、戦士の子弟だけが、学校で人の殺し方を学んでいるという。
煙草、酒、音楽、細身のズボン、髭のないあご、全てが処罰の対象で、俺はそこではただ息をしているだけで、殺されるだけの罪を得ることになるだろう。

この7か月で、1900人もの無辜の市民がイスラム国の名のもとに殺戮されたという。神の名のもとに殺されたのだという。
まるで、ケンシロウ不在の北斗の拳の世界だ。世界にはジャギやウイグル獄長、サウザーやラオウのような無慈悲な連中ばかりがはびこっている。

しかも、それは決してフィクションの世界じゃない。俺たちの生きるこの世界の出来事だ。

俺は悲しみと憤りを感じている。
俺たちの世界の出来事ならば、俺たち自身の手でどうにかすることが出来るはずなのに、俺たちがしていることと言ったら、互いの憎しみと恐怖を増幅させるような事だけだ。
だからといって、うな垂れて何もかも自粛するのは、テロに屈したような気がするので御免蒙る。
だからせめて、俺は寛大でユーモラスな人間でありたいと思う。

読者諸君、失礼する。

2015/02/01

Post #1397

大須観音、名古屋
僕の中には、ケダモノが棲んでいます。

奴は滅多に姿をさらさないので、

どんな姿かわかりませんが、

群れるのをとことん嫌う

自由気ままな肉食獣に違いない。

どこまで僕で、どこからが奴かは

僕自身でもわかりませんが、

気に入らない奴に意地を張ったり、

素敵な女性に出会った時には、

ケダモノこそが自分なのだと錯覚します。

群れるのが嫌いなくせに、そのケダモノ、

君にその存在を知らせてほしいと、切々と私に訴えかけます。

奴は、自分と同じように人のなかに潜むケダモノを探し求めているのです。

もし君が、そのケダモノに気が付いてくれるなら、

奴は君によく懐くでしょう。

ゴロゴロと喉を鳴らして、君にじゃれつき、

君の身体を優しく甘く噛むことでしょう。

甘噛んだ心算でも、相手にとっては致命傷となることに、

微塵も気が付いていないくせに。

もし君のなかに、そんなケダモノが潜んでいるなら、

僕らはもう、孤独じゃない。

読者諸君、失礼する。今日から2月、如月。如月と言えば如月ハニーだな・・・。

2015/01/31

Post #1396

Istanbul,Turk
詩的な言葉こそが、俺たちの生を荘厳してくれる。

取るに足らない無名の存在に過ぎない俺たちが、
詩的な言葉によって導かれる直感と喩で、
豊穣なイメージの世界に結び付けられる時、
俺たちは神話的な英雄の人生の
変奏曲を奏でる存在になる。
その地平では、俺たちは一人ひとりが困難な事業に挑む英雄だ。
周囲の無理解と、
自らのなかに渦巻く力強い衝動との相克に苦しみつつも、
自らの意志で生を紡ぐ一人の卑小にして誇り高い英雄として、
この人生のこの瞬間を全力で生きることが叶うのだ。


魂の熱くない奴は、それを鼻でせせら笑っていればいい。
灼熱の人生の肌を焼かれるような痛みと、裏腹の心地よさは、奴等玉無し野郎には想像もできない。


今日もまた、事勿れ主義の玉無し野郎どもが、俺を追い詰める。
俺の仕事場は、俺にとっては漢の戦場だ。
事実、一つ間違えば、命すら危ういんだ。
命の危機はシリアの砂漠にだけあるわけじゃない。
自慢じゃないが、俺は一騎当千の逸材だ。
半端な奴じゃ、俺には着いて来られやしない。
俺の仲間の漢たちは、みんなわかってくれている。
それが解からない奴らが、俺を追い込もうとする。
奴等は、自分の力で勝負しない。
奴等は、自分たちは安全なところに隠れているだけ。
奴等は、面と向かって俺には何も言えない。
そして、物陰から俺の背中に陰湿な矢を放つ。
俺は、赤い目を怒らせ、唇を噛みしめる。
俺の爪は、握りしめた掌に食い込むだけ。
狼は、狡い狐の罠に追い込まれる。
奴等の代わりはいくらでもいるが、俺の代わりはどこにもいない。俺の歯は、噛みしめ過ぎてボロボロだ。

臨むところだ。
受けて立ってやる。

読者諸君、失礼する。デカくて光るタマタマを持ってるが故に、俺はこのセコイ世の中を生きるのが苦痛なのだ。