2011/05/24

Post #193 行け!自転車操業だ!

なんてこった、まったく。
いきなり7月の初旬まで仕事の予定がぎっしり詰まってしまった。我ながら驚くぜ。
この不景気の嵐が吹き荒れているご時世に、結構なこった。しかし、正直に言って、仕事よりも遊ぶ暇がほしいんだよ、俺は。連れ合いも知り合いも、読者の皆様も、俺の身を案じてくれている。働き過ぎで倒れるんじゃないかってね。冗談じゃない。手を抜きながらも、しっかり成果を出していかないといけないんだ。生かさぬように殺さぬようにだ。
しかし、仕方ない。俺はたった一人で超零細マイクロ企業を経営してやがるんだ。あまりに小さくて、顕微鏡で見ないと見えないくらいだ。潰そうにも、小さすぎて潰せない。それくらい小さいんだぜ。案の定、資本は圧倒的に不足してる。唯一の売りもんは俺の知識と経験と人柄だといっても過言ではない!しょっぼい商売をしてるんだ、鰹節みたいに身を削ってな。
つまり、そう、自転車操業なのさ。寅さんに出てくるタコ社長の会社並みだぜ!
そこで、今夜は自転車関連だ。行くぜ、一発目!
Amsterdam
この写真みたいに俺の自転車操業零細マイクロ企業には、俺以外の人間を乗せている訳じゃないので、気が楽だぜ。一人気ままに金儲けだ。しかし、大変な割に儲からないんだぜ。さすがは自転車操業だ。手伝ってくれた仲間に月末ごとに分配すると、寂しい風が吹き荒れるのさ。まさに金は天下の回りものだ。なんだかこうして文章を書いていると、一人で面白くって、顔がにやけてくるぜ。気味が悪いぜ。なんだかもう、やけくそ気味だな。
OK、もう一発行かせてもらうぜ!Ready GO!
Amsterdam
俺が先日会った内装屋さんの社長は、49歳でランボルギーニに乗っているそうだ。自転車の俺とは月とすっぽんだぜ。少し羨ましいけど、その社長も若い女にはモテないって言っていたぜ。俺と同じだ。安心したぜ。乗ってる車の問題じゃないんだ、それは。

俺の事を心配してくれている方もいらっしゃるが、どうもありがとう、しかし、今週はぜんぜんOKだ。何故って、今週の俺の仕事ときたら、写真を毎日300枚くらい撮るのが仕事だからさ。そうはいっても、風俗店の嬢の写真を次から次に撮影したりしている訳じゃないぜ。それも一度はやってみたいがね。
太陽の下で、春の心地よい風に吹かれながら、写真を撮って金を稼いでいるのさ。そんな調子のいい仕事なら、俺にもやらせて欲しいぜって声が、世界中から聞こえてくるぜ!
ふふふ…、その秘密はまた明日にでも話そう。世界は広い。読者諸君が思いもよらないような仕事があるんだぜ。
読者諸君、また明日会おう。俺は明日も自転車操業を続けるべく、がんばっているはずだ。何といっても、自転車というのは、ペダルをこぐのをやめた途端にこけてしまうのだ。とはいえ、自転車が環境に優しいように、自転車操業もそうそう悪いもんじゃないぜ。気楽なもんさ。
では、失礼するぜ。ダッハッハ!

2011/05/23

Post #192 時はいま、百花繚乱

どうにも一日中しゃっきりしないぜ。降り続く雨のせいもあるだろう。しかし、本当の原因は分かっている。オーバーワークだ。俺の魂の無限の力に比べて、肉体が脆弱なのか?いや、ロクに眠りもせずに働いて、朝の6時に拘束をブッ飛ばして帰ってきたと思ったら、午前中にはもう次の仕事の打ち合わせだ。もう、6月の中盤までほとんど休みなしで仕事が詰まってしまっているからな。
なかなかプリントだってできやしないぜ。だから、待ってておくれよ。傑作力作揃いなんだ。君たちにぜひとも見て欲しいのさ。
それじゃ、今日の一発目、行くぜ!
Amsterdam
君たちが見てくれる事で、俺の写真は初めて完成するっていっても過言じゃないんだ。
俺はかつて、人間がどうして存在しているかっていう、哲学的なジョークみたいな話をきいたことがある。それはこんなんだ。
『宇宙は認識する者がいないと、存在していることにならない。ゆえにこそ、自らの存在を認識する知性としての生命を生み出し、十分な認識能力を保有するところまで進化させた。』
原子物理学なんかをやっている人は、人間の予想や思考が結果に影響すると、真剣に感じていたという話も聞いたことがある。もしかしたら、人間の存在ってのは、そんなところに意義があるのかもしれない。
まぁ、そこまで大げさな話じゃないんだが、どれだけ俺が自分の写真に自惚れていても、親愛なる読者の皆様に、見てもらわなけりゃ、何も意味がない。そう、つまり、女のいない世界のように意味がないのさ。(ふふふ‥、ここんところには、少しジェームス・ブラウンへのリスペクトをスパイスさせてもたっらぜ。君にはそっと教えておこう、名曲Man's Man's Man's Worldだ。)
そこで、もう一発行くかい?
Amsterdam
昨日は結局、兵庫県の加古川という歴史のある静かな街で仕事だったので、仕事の前のひと時、川から吹いてくる心地よい風に吹かれながら、ブラブラ写真を撮って歩いたんだ。
日本全国、地方都市では人々は車がないと生活できないんで、昔ながらの商店街などは、ゴーストタウンのように寂れている。閉じたシャッターやほこりをかぶった古臭いマネキンの間を、風だけがわたっていく。時折、おばーさんが通り、子供が自転車で走り抜けるくらいだ。
寂しすぎる。
しかし、寂しくとも路地には様々な花が、ひっそりと咲き誇っている。そこに住んでいる人々が育てているモノだろう。西日によってますますセピア色に染まったような街並みに、花々だけが鮮やかに映えている。
季節は今、百花繚乱だ。

読者諸君、また明日会おう。君たちの街にも、花は咲いているだろうか?

2011/05/22

Post #191 Sunday Morning

俺は性懲りもなく、大阪くんだりまで出張し、最近プリプリと起こりまくっていた尻拭いの仕事をこなしたんだ。出張といっても、何の面白みもない。夕食は仕事が終わった後、コンビニで買った弁当だ。食ったのは何と朝の4時さ。そして、巧くもないコンビニ弁当をすきっ腹にぶち込み、眠りについたころには空はすっかり明るかった。もっとぐっすり眠っていたかったが、チェックアウトの時間が近づいている。
Osaka
まったく、金が欲しくて働いて眠るだけとはよく言ったもんだ。いや、それどころか俺はゆっくり眠ることすらできやしない。これが俺の人生さ。まったくお忙しい事だ。人生の密度が高そうだ。この調子じゃ、早く死んじまうんじゃないかって心配になるぜ。
とはいえ、ゴッホも太宰治もキース・ムーンもジミ・ヘンドリックスも、オーティス・レディングも俺の年にはとっくにくたばっていたぜ。俺の愛するThe Whoは、初期のヒット曲マイ・ジェネレイションで、『ジジイになる前に死にたいぜ!』と歌って物議を醸した。その言葉を実践するように、キース・ムーンは32歳で死に、ベースのジョンはラスベガスで年甲斐もなく薬をキメて女遊びをした挙句腹上死した。生き残ったピートとロジャーは、今じゃすっかりジジイになっちまったけど、素敵にイカれたジジイになった。確率は2分の1だ。お楽しみなこったぜ。

日曜日の朝くらいはゆったりしていたいぜ。そう、ベルベット・アンダーグラウンド・アンド・ニコのアルバム、あのアンディ・ウォホールが描いたバナナの絵のジャケットのあれだよ、あの一曲目、サンデー・モーニングみたいにゆったりとしていたいのさ。

時間はあるのさ。けれどこのホテルには、もういられないってことだ。仕方ないぜ、それが世の中の仕組みだ。掃除だなんだっておれが出て行った後に、やるべきことがしこたまあるんだろう。俺はもう少し眠っていたいのに。何しろ今夜もこっちで仕事が待っているからな。しかしそれまで12時間ほど暇を持て余してしまうのさ。

俺はこの街に、マシーンをブッ飛ばして、たった一人でやってきた。気楽なもんだ。誰にも気兼ねはいらない。俺の好きなように時間を使わせてもらうぜ。そうだ、車はこのまま有料駐車場に放り込んでおいて、久々に大阪の街でもぶらついて、写真を撮ってみようかな。たまには撮らないと、ただでさえ巧くないのにますます下手クソになっちまうぜ。文章もつまらん、写真もへたっぴでは、読者諸君に愛想を尽かされるも近いってもんだ。冗談じゃないぜ。
俺の道楽はこういう時にこそ、俺を助けてくれるぜ。こんな道楽がないと、性懲りもなくくだらないことに金を使っちまうことになりかねない。この街にも、そう、誘惑は多いものさ。朝からやってるキャバクラとか、人間としてどうなのよ?ってカンジだ。
Osaka
そんなわけで、俺は日中ここいらで暇そうな顔をして写真を撮って歩いてるだろう。天気がもってくれると嬉しいぜ。
読者諸君で、大阪あたりの人がいるのなら、そして、目の見えないカメが、海から顔を出した時、たまたま浮いてる木の板の節穴に首を突っ込むような感じで俺を見かけたら、声をかけておくれよ。因みに、これを『盲亀浮木』というのだよ。マレちゅうのマレ、滅多に無い事を意味する格言だ。諸君、憶えておきたまえ。

さぁ、出発だ。母を訪ねて三千里のマルコのように旅立つのさ。君たちは、有意義な日曜日を過ごしてくれ。頼むぜ。