2014/04/26

Post #1117

Budapest,Hungary
最近、真剣に煙草を止めようかと画策している。
別に健康のためとかじゃない。先日、体調を崩したあたりから、煙草が美味く感じなくなったのだ。
高い金を出して、わざわざ不味いものを買うこともない。

朝、仕事を終えて駅から家まで歩く道すがら、まだ冷たさの残る新鮮な空気が、煙草の煙で濁されるのが、何となく嫌な気がしたのだ。
時折、吸いたい時もあるけれど。なきゃないで、どうってことない。飛行機に乗ってヨーロッパとか行くときにも、12時間くらい吸えないんだしな。
そんな金があったら、フィルムや印画紙を買う方に回した方がイイ。何しろ、煙草を買うと、どうにもすぐに金が減ってしまうんだ。千円札を一枚くずして、小銭になったとたんに、その金は蒸発しちまうんだからな。まさに雲散霧消だ。せっかく稼いだ金は、どこに行っちまったんだ?
いつの間にやら煙草は、貧乏人がおいそれと気軽に吸えるようなものじゃなくなってきたんだ。
だからやめだ。

どうしても吸いたくなったら、仕事仲間に分けてもらえばイイさ。誰もかれも、気のイイ男たちだ。快く分け与えてくれるさ。

読者諸君、失礼する。間違っても、健康で長生きしたいからやめたいってわけじゃないんだぜ。そこんところを間違えないように頼むよ。

2014/04/25

Post #1116

Zagreb,Croatia
写真について

『卓上一個の果物を撮る人も、戦乱の野に報道写真を撮る人も「道」においては変りはないのであります。
従って本当の道というものについて実践しようとすれば、果物を写すのも、戦場に出て写すのも同じ覚悟でなければならぬ。
そういう写真家が天下に何名か出なければならぬのであります。』
安井仲治
読者諸君、失礼する。

2014/04/24

Post #1115

神農老街、台南

人間がせせこましくなく、のんびりおおらかに暮らせる世の中ってのは、文句なしに良いものだと思う。
しかし実際はどうだ?便利にはなったが、それで忙しくなるばかりだ。
人間は、本来、自分たちが楽するために作り出した仕組みに、追いたてられているんだ。
まったく、冗談みたいだ。

それどころか、サラリーマン諸君の残業代をゼロにするという、とんでも法案が話し合われている昨今だ。厚生労働省は真っ青だ。いまに医療費がかさんで仕方なくなるぜ。
俺のような世間の大多数の凡庸な連中は、今以上に苛烈にこき使われて、奴隷のように扱われることになるんだろう。そうして身体を壊したり、精神がおかしくなったりしていくんだ。
政治家と資本家が悪だくみしてるのさ。

俺たちがのんびりおおらかに暮らせる日は、もう来ないのだろうか。

神農街の街歩きは、今日で終わろう。
君といつか、こんな椅子に座って、のんびりひねもす、写真のことや人生のこと、好みの女や小説のことなんかを、のんびり話し合える日が来るなら…。
読者諸君、失礼する。そんな無為な一日は、人生を豊かにしてくれる一日だ。少なくとも、残業まみれの一日よりも、遥かに価値があるさ。