2015/01/01

Post #1366

Patan,Nepal
読者諸君、あけましておめでとう。

皆の衆の新たな一年が幸多きものであらんことを、衷心よりお祈りいたす。

とはいえ、自らも足掻いている人間が、他人を幸福にするということの難しさを考えると、新年早々慄然とする。
誰かを幸せにするということは、インスタントラーメンを作るように容易いものではなく、自らの人生を懸けて、不断に臨み、やっと成し遂げられることなのではないかと思う。
人生は、おとぎ話のようにめでたしめでたしでは終わらないのだ。
その先にこそ、人生の本領発揮なのだ。断言するぜ。
その過程で、ひとりの相手を幸せにすることが、出来たならば、不完全な人間としては、120%くらいの出来だろうと思えるぜ。

これを、二人三人と幸せにしたいと欲張るもんだから、人生ってのは、往々にして難しい局面に突入することになるわけだ。とはいえ、そうなったときに初めて人生がドラマチックに転がり出すんだがな。こうして、七転八倒煩悶苦慮することになるわけだ。

不特定多数の人々の幸せは、とても俺の肩に背負いきれるものではないのだ。
神様にでもお祈りするしか、手はないのさ。

いや、もちろん皆の衆のことが、どうでもいいって本音じゃないんだぜ。
皆の衆のことはとても大切なんだ。言うまでもない。けど、俺は俺のことで手一杯のちんけな男で、諸君のことは、正直に言って神様にお願いするしかないのさ。

そんな俺だけど、もう一度言わせてもらうぜ。なにしろ大事なことだ。

読者諸君、そして世界の皆の衆、あけましておめでとう。
今年もみなさんにとって、愛と、平和と、幸福に満ちた一年でありますように。

読者諸君、失礼する。今年の俺の抱負は、“I wanna Be A Wild One”です。こんな俺ですが、今年もよろしくお付き合い願いたい。俺を見捨てないでおくれよ!

2014/12/31

Post #1365

Patan,Nepal
気が付けば今年も終わりだ。
終わってみれば、どうってことない。なんだってそうだ。きっとこの人生だって。
このブログも、かつて1000回を目処に止めちまおう、阿呆らしいと思っていたが、何やかんやと思い返して、既にこれ、1365回だ。まぁ、よせばいいのに、ほぼ毎日一回更新だから、ざっくりで一年ってわけだ。まったくお疲れさんだ。

今年も一年、お付き合いいただき、ありがとう。よくも毎日書き散らしたもんだ。自分でも阿呆じゃないかって思うよ。
来年も俺は相変わらずだ。懲りない奴なのさ。
ここで君を待っているのさ。君が声をかけてくれることを。

皆の衆、良い年を迎えてくれ。

読者諸君、失礼する。

2014/12/30

Post #1364

Budapest,Hungary
年賀状も作ったし、今年最後の入金も確認した。なんとか年も越せそうだ。帳簿や青色申告の書類、来年の現場の図面のチェックなんかは年を越してからでも、なぁにかまやしねぇさ。
しかし、まだ明日の夜に今年最後の仕事が控えている。きっと、現場で愉快な仲間たちと新しい年を迎えてしまうのだろう。
それも、面白いぜ。年越しライブみたいなものさ。観客はいないがね。

独りで家にいると、どうしようもない寂しさのようなものを感じてしまう。
胸の奥から、ありったけの力を振り絞って、すげーシャウトを絞り出したいのだ。胸の奥、肺のあたりに赤黒い溶岩の塊のようなものが、煮えたぎりながら回転し、その表面から時折鋭い刃が瞬間飛び出して、自分自身を責め苛むような、極上の気分だ。
こんな機会に誰か久しくあっていない人と語り合ったりしたいものだが、人と話しても、何かが伝わりきらないもどかしさが残る。きっと俺には何か精神的な問題があるんだろう。そもそも、そんな塊を他人に押し付けるわけにもいかないし、その塊を言語化する術すらない。
それはひょっとしたら、昨日俺が言っていた、昏い情念のようなものかもしれない。
おかしいなぁ、俺にはそんなもの、無いはずなのに・・・。

俺はただ、太い火柱が空に向かって立ち昇るようにして、自分の生命を燃やし尽くしたいだけなのに。
その願いを『狂気』というのなら、俺は『狂気』にとらわれているんだろう。

どうやって、その『狂気』を宥めるのか。
俺には分かってるんだ。とても億劫だけれど。
今から薬品を調合して、暗室に籠ってプリントするしかないんだ。

俺の居場所は、そもそも路上か、暗室の中にしかないんだ。
くそっ、素敵なお姉さんの胸の奥とかにも、ささやかな居場所が欲しかったぜ。
しかし、素敵なお姉さんなんて、今はどうだってイイ。
早くしないと、唐突に絶叫して、精神病院に放り込まれるようなことになっちまうぜ。

こうしちゃいられない。

今年最後のプリント祭りだ。
暗室の外で、何が起こったって知ったことか。死後の世界のような、白と黒のイメージと、生まれる前の胎内のような赤い光が、俺の魂の居所だ。とても安らぐんだ。

読者諸君、失礼する。来年も俺は路上の狩人、暗室の哲学者でいたい。ついてこれない奴なんて、かまいやしないぜ。走り続けていないと、俺は自分の中の狂気に焼き尽くされちまうんだ。