2015/04/13

Post #1468

Zagreb,Croatia 鷹匠のおじさん
生きすぎたりや、46年。

赤裸々な官能的な写真の数々を世に送り出した不出世の写真家ロバート・メイプルソープは『自分の栄光を見届けるまでは死ねない』と言いながら、名声と孤独感のうちに、エイズでやせ衰えて死んだ。42歳だった。

戦争写真家として世界を股にかけ、報道写真家集団マグナムを創設したロバーート・キャパは、ベトナムでインドシナ戦争を取材中に、地雷を踏んで吹き飛ばされて死んだ。40歳だった。

俺は、自分が無駄に長生きしているように感じるよ。

偉大なソウルシンガー、オーティス・レディングは自家用飛行機で墜落し、キャリアの絶頂で死んだ。26歳だった。

天才ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスは大量のワインを飲み、吐瀉物で窒息して死んだ。27歳だった。

偉大なるロック詩人ジム・モリソンはパリのアパートのバスタブの中で死んでいた。27歳だった。

魂の歌声を持っていたジャニス・ジョプリンは、高純度のヘロイン摂取で死んだ。27歳だった。

ローリング・ストーンズの創設者ブライアン・ジョーンズは、ストーンズを追われ、自宅のプールの底に沈んで死んでいた。27歳だった。

我が愛すべき天才ドラマー、キース・ムーンは致死量を超えるアルコール依存症の治療薬を飲み、死亡。32歳だった。

もう一人の天才ドラマー、ジョン・ボーナムは大量の酒を飲みすぎ、肺水腫をおこして死んだ。32歳だった。

パンクの精神を体現したシド・ヴィシャスは、母親にせがんで与えられたヘロインを大量摂取し、死亡した。21歳だった。

ジョーイ・ラモーン、リンパ腺癌で死亡。49歳だった。

ジョニー・ラモーン、前立腺癌により死亡。55歳。

ディー・ディー・ラモーン、ヘロインの過剰摂取により、49歳で死亡。

カート・コバーン。鬱病と薬物中毒の果てに、ショットガンで頭を打ち抜き死亡。27歳だった。

天才ベーシスト、ジョン・エントウィッスル。ハリウッドのホテルで、ライブの前夜、コカインをきめて売春婦にフェラチオされている最中に、心臓発作で死亡。57歳。サイコ―だ。

そしてジョン・レノン。ファンの手により射殺される。40歳。これも伝説的だ。

愛すべき忌野清志郎。咽頭癌のために死亡。58歳。これは悲しかった。

織田信長、49歳。人生50年だ。

小説家、中上健次、46歳で腎臓癌のため死亡。俺と同じ年だ。

俺は今、46歳。いつお迎えが来ても、おかしくはないだろう。正直言って、この不正義と無法が横行し、人々は互いに分かり合ったり、共感したりしようとしない世の中に、そんなに未練もない俺さ。

読者諸君、失礼する。いつ人間が死んじまうのか、そんなの誰にもわかりゃしないぜ。俺はいつだって、覚悟はしてるんだ。好き勝手やっていたからな。思い残すことなんて、そんなにないぜ。

2015/04/12

Post #1467

Rabat,Morocco.ブーレグレグ川の渡し守。手漕ぎのボートで川を渡るのだ。
金曜日の夜のことだった。
下世話な話で恐縮だけど、ウンチをして尻を拭いたら、紙が赤く染まっていた。
俺は、何かの間違いだろうと思って、それを流し去ったのだが、よく考えてみるとその何日か前にもそんなことがあった。
そして、なおも残便感があったので、トイレにこもっていきんでみると、小さな赤い塊がケツから出やがった。まるで血の塊のような奴だ。

俺は、さすがにヤバいと思ったぜ。

大腸がん、人工肛門、直腸がん、そんな単語が頭をよぎった。

そして、人間一回は死ぬもんだけど、とうとう俺の番が回ってきたかよ・・・って思ったのさ。

俺の親族には癌で死ぬ奴が多い。
おふくろも38歳の若さで、胃癌を患って死んでいる。
それに比べれば、俺は長生きしたほうだ。
あちこち転移し、いろんな療法を試した末に、やせ衰えて死んだおふくろを見ているおかげで、俺は癌になったら、素直に受け入れて死んでいくつもりなんだ。モルヒネくらいは痛みどめで打ってほしいけど、生まれたら死ぬのが自然の摂理だからな。
何事も自然が一番だ。
第一、使ってる方には悪いけど、俺は人工肛門になったりしてまで、生きていたくないしな。

生きすぎたりや、四十六、ってところだ。俺も意外とあっけなかったな。

カミさんに話をすると、大騒ぎだった。
仕方ないな。俺はいつもコメントをくれるドクターころに電話をして意見を聞いてみた。彼は優秀なお医者さんなのだ。
曰く。話を聞いていると大腸癌の確率は、5%くらいってところらしい。
宝くじに当たるよりも、はるかに確率は高いな。
で、最近とみに体重が減っているとか、便の太さの状況や体調なんかを説明していくと、彼は少し確率が上がりましたねぇ、とワクワクドキドキするようなことを言ってくれる。
まったく、人生は黒ひげ危機一髪だな。思わず笑えてくるぜ。

まぁ、じたばたしても仕方ないぜ。死ぬもんは死ぬんだし。
そもそも、俺が死んでも世の中の大勢になんら影響はない。
いつも言うように、この世から痴漢が一人減っただけさ。
カミさん以外はそうそう悲しんでくれる奴もいないだろうし、せいぜい俺を目の敵にしてるネット右翼が小躍りして喜ぶくらいだろう。

いつだって、俺はあの世に行けるってことだ。
Ready To DIE!!ってカンジさ。地球のみなさん、さようなら!

読者諸君、失礼する。続きは次回だ。気になるところで話を切り上げるのが、コツというものさ。

2015/04/11

Post #1466

Home Town/Nagoya
先日、天皇陛下並びに美智子妃殿下が太平洋戦争の激戦地であったパラオをご訪問なされ、戦没者をお弔いになられた。
俺は決して右翼でもないし、天皇陛下こそ現人神だとか思っているような時代錯誤な人間でもないんだが、公のために自らの人生の全てを注いで、国民統合の象徴として困難な使命を背負っておいでの天皇陛下に対して、畏敬の念を忘れたことはない。

理屈でどうこう言ったところで、戦死者を弔い、震災の被災者を労われるお姿を拝すると、かたじけない思いが湧き上がってくる。私心を抱かれることもなく、ひたすらに人々の幸せを祈り、人々の苦難に寄りそってくださるお姿には、自ずと頭を下げたくなるのだ。

とはいえ、天皇陛下万歳とかいって、勝ち目のない戦いをするとか、自らの存在を抑圧するような形で生きることを強いられるのは、まっぴら御免だけどな。

さて、異例なことではあるが、陛下は近年、現行憲法を尊重するようにとのメッセージを出しておいでだ。そのようなメッセージをお発しになられることが、すでに憲法に触れるのではないかという危惧を、陛下御自らお持ちのようであったので、そのようなご発言をなさるのは、よくよくご決心なさってのことであろうと、選挙権を持ち、自分たちの手で政治家を選ぶことのできる国民の一人として、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

そして、この時期に、あえて陛下が遠くパラオまでお出かけになられ、戦没者の慰霊追悼をなさるのは、決して我が国の国家主義を高揚させるためではないと俺は信じている。
純粋に、日本人の、そして敵であったアメリカ人も含めて、パラオでの悲惨な戦闘で命を落とした犠牲者を悼み、二度とそのような惨禍を引き起こしてはならないという強いメッセージを、俺は陛下のお姿から、汲み取らせて頂いた。
陛下は、憲法によって政治的な一切の活動発言を禁じられている。
しかし、そのおふるまいから、陛下の大御心を僭越ながら推し量ることはできるはずだ。
君にもそれはわかるだろう。
今やこの国は、アメリカの戦争の下請けができるような国へと、粛々と舵を切っている。これも国民の皆様が熱烈に支持している安倍首相の努力の賜物だろうよ、まったくもって。
そのような世の流れの中で、あえてご自身のご高齢とご不便をおして、パラオまで赴かれた陛下の大御心を、無碍にするような真似をしてはならない。陛下のお心を悩ますようなことをしてはならない。
繰り返して言うが、陛下は日本が再び戦争ができる国になることを、決してお喜びにはならないだろう。

読者諸君、失礼する。俺は決して右翼ではないけれど、古代から連綿と続く、我が国の私心なき祭司王たる天皇陛下を、実は深く尊敬しているのさ。