2015/04/25

Post #1480

Nepal
今日もまた旅の途中さ。世知辛い日本で頑張る諸君のために、写真をお送りしよう。

ネパールの山々を縫うようにして延びるハイウェイを、砂塵を巻き上げて走る長距離バスの窓から、ほんの一瞬目にした少年たち。
兄弟だろうか?友人だろうか?
獣道のような小道を辿り、何処に行くのだろうか?


俺は、いつも自分の写真について考える。
あるいはまた、自分の文章について考える。

俺の写真が、そしてこの下らない駄文が、君にささやかな驚きや歓びをもたらすことができるだろうかと。
見たことのない世界に暮らす人々のことについて思いを馳せる契機になりうるだろうかと。
君が悩んだりしているときに、違う視点でものを考えてみる契機になりうるだろうかと。
君が何らかの理由で悲しんでいるときに、元気づけることができるだろうかと。
そして君が、見たことのない世界や俺たちの生きているこの社会、そしてかけがえのない各々の人生のあり方について、もう少し踏み込んで考えてみるきっかけになりうるだろうかと。

大それた願いかもしれない。
けど、自分のギリギリのところで、そう願わずにはいられない。

写真の価値というのは、そう言った思いとは、何ら関わりはない。
いいものはイイし、ダメなものはダメなのは言うまでもない。
難しい言葉はいらない。
君がイイ写真だなと思えば、それはイイ写真なのさ。
君がつまらない写真だと思えば、それはダメな写真なんだ。
写真なんて、それしかない。
誰しもが批評家になる必要はないだろう?
それはあたりまえのことなんだけど、それでもなお、俺は自分のこの営みが、君に何かを無形のものを贈ることができたならと願っている。
もちろん、なんら見返りなんか望んじゃいないけどね。

それができないなら、単なる自己満足だ。
サルのせんずりだ。
阿呆らしいからとっととやめたほうがイイだろう。お互い時間の無駄って奴だ。

読者諸君、失礼する。ごきげんよう。

2015/04/24

Post #1479

Kathmandu,Nepal
今日も俺は旅の空。ユーラシアの涯あたりさ。

ネパールでは、若者たちは長距離バスの屋根に乗って旅をしていた。
日本の常識じゃ、ちょっとありえない。
しかし、旅に出ると、日本の常識が普遍的でないことを思い知らされる。

世界は、もっと多様で自由なんだと、思い知らされる。

旅を重ねるほどに、日本人であるという呪縛から、自分がどんどん自由になっていく。
たとえ俺が、日本語で考えて、喋り、文章を記しているとしてもね。
問題なのは、そこじゃないのさ。

読者諸君、失礼する。ごきげんよう。

2015/04/23

Post #1478 さよならニッポン

HongKong
よせばいいのに、また写真集を買ってしまった。
そのうち床が抜けてしまうぜ。
仕事の打ち合わせに珍しくスーツにネクタイで出かけ、そのあと知り合いのやってる喫茶店にふらりと立ち寄り、その帰り道、ふらりと立ち寄ったジュンク堂でつい買ってしまったのだ。
中藤毅彦の『STREET RAMBLER』つまり、ストリートの流れ者だ。
このタイトルだけでも買いだ。
しかし、やられたな。悔しいな。負けないように頑張るぜ。プロにかなうわけないってか?
知ってるかい、写真は現実のコピーなんだぜ。感性を研ぎ澄まして、来た球を打ち続ければ、俺もいけるさ。
さて、気になるお値段、7,560円(Tax in)。
俺は金のかかる男だって言ってるだろう?
まいったなぁ・・・。

唐突だが、今日から俺は一足早く海外にトンずらさせてもらう。
今回はヨーロッパだ。スペインだのデンマークだのドイツだのだ。

いつものNorth Faceのメッセンジャーバッグには、フィルムが55本入ってる。
カメラは相も変わらず、コンタックスT3だけだ。
いつだって俺は潔いのさ。最小の機材で、最高の仕事をするんだ。
あとはパスポートさえあれば、旅行の準備はばっちりだ。
なにしろ俺は旅慣れているからな。

カバンの中には、古今和歌集をはじめ、何冊かの詩集。

俺の詩は、フィルムと印画紙で記されるのさ。

旅行の間は、今までの写真をテキトーにお送りすることにしよう。
写真自体は適当ではないけどね。

旅行中の様子に関しては、俺のFB/KohichirohHattoriを参照してくれ。
公開設定をフリーにしておくからよろしく。暇なら覗いてみてくれ。

読者諸君、失礼する。鬱病のパイロットに当たらないか、大いに楽しみだぜ。