2026/03/11

POST#1785 俺の脳はメルトダウン

Copenhagen
また一つの仕事が終わった。

仕事に没頭していないと、過去の過ちや心無い人の言葉や、信頼していた人からの裏切りや仕打ち…そういったことが頭の中に次々と沸き上がってきて、憂鬱極まる。

泳ぎ続けていないと呼吸できないマグロか何かのように、現場をおさめるために考えたり動いたりしていないと、精神が落ち着かない。

昨日も精神科を受診し、カウンセラーさんにも話を聞いてもらってきた。たわいもない話だ。そして薬局で薬をもらう。薬中同然だ。

長年の昼夜逆転のせいなのか、鬱病の薬エスシタロプラム🔗(薬品名レクサプロ)が効きにくくなっているのか、いつも夕方から夜にかけて浮遊感というかめまいの様な感覚にとらわれる。

加齢と永年の昼夜逆転の生活で、脳内物質のバランスが崩れているんだろう。

俺の業界では、①体を壊すか、②精神を病むか、③家庭が崩壊するかして一人前だといわれる。②に該当している俺は、とっくに一人前だ。

この仕事をしていると、朝帰ってきた酒を飲んで眠るという同業者の話をよく聞くが、俺は飲めない。医者から止められているのと、一人で酒を飲んでいると、際限ない鬱の沼に沈み込んでしまうからだ。

夜、車で高速道路を走っていると、そのまま吸い込まれるようにカーブを直進して死んでしまいたくなる時がある。

長年、ずっとそうだった。狂ったようにスピードを出して、頻繁に車線変更するトラックの間を縫うように車を操り、その後ろに車間距離3メートルでベタ付けしてトラックドライバーに圧をかけて走っていた。運転中は瞬きもほとんどせず、乾燥しきった目からは意味もなく涙があふれた。

ふとしたことで感情が決壊し、脈絡不明な涙があふれた。

その一方で、些細なことで怒りを制御できなくなり、そんな自分に絶望した。

ある夏、近所の町で些細な口論から、自分の妻を刺殺した男がいた。男は幼い息子と娘を連れて車で湖のほとりに行き、子供たちの首を絞めて殺した。そして自分は死にきれず、2日後に発見された。自分に重なった。このまま自分を放っておけば、車で事故って落っことしたハンバーグのようになってしまうか、女房子供を殺して家に火をかけることになるに違いないと思った。

発達障害グレーゾーンの息子を、病院に連れていき、会計でお金を払うとき、俺は会計の女性に、「すみません、希死念慮があります。死にたくてどうしようもありません。どうしたらいいですか?」と訊いた。女性は顔色を変え、すぐに医師の診察の予約を取るように俺に促した。

鬱病だった。自分にも発達障害の傾向があるのではないかとテストも受けてみた。発達障害の傾向はなかった。鬱病以外の何物でもなかった。

以来、薬は手放せない。

誰も助けてはくれないし、だれも助けられない。そして一人じゃないときの俺を見て、鬱にとらわれていると気が付いてくれる人もいないし、信じてくれる人もいない。家族ですら気にもかけてくれない。

だからなにかに夢中になり、脳のリソースをそっちに振り向ける。

そうしているときだけ、鬱のスパイラルから逃れられる。

俺がいつも本を読んでいるのは、鬱から逃れたいからだ。

俺がいつも音楽を聴いているのは、鬱から逃れたいからだ。

俺がいつも仕事にのめりこんでしまうのは、鬱から逃れたいからだ。

そしてそれが結果的に自分を追いつめているのかもしれない。

そうじゃないとき、俺の脳はメルトダウンしそうなんだ。

大脳も小脳も、ダウン、ダウン、ダウン…。

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