![]() |
| Copenhagen |
仕事の打ち合わせを終え、夜の作業が始まるまで車に戻って待機しようと思っていたんだが、カラビナで付けていたはずの鍵がない。リモコンキーなので、誰かがそれを拾い、操作すれば容易く誰の車か明らかになってしまう。
車の中には仕事の道具も満載だ。こういう道具はしばしば盗難の対象となるんだ。
世の中には善人ばかりじゃないからな。
早速、スマートフォンを使い警察に遺失物届を出し、電車に乗って家から最寄りの駅に向かった。家人に車のスペアキーを持ってきてもらうんだ。
こうして駅の改札で家人から車のスペアキーを受け取り、何とか事なきを得たんだが、再度カギをオーダーしたりするのは億劫だな。面倒を見てくれている車の整備工場のおっちゃんにも連絡はしておいたんだが、金額はさほどでもないけど、リモコンキーの設定に手間がかかるから、しばらくはやりたくないなぁ(笑)という返事だ。
まぁ、悪いほうに考えても仕方ない。
駅や商業施設など、通りかかった場所の遺失物受付や、立ち寄ったコンビニなんかにもすべて聞いて回ったが、車の鍵など届いていないという返事だった。
自分自身も何度か来た道を思い出しながら探してみたが、どこにも見つからない。
とはいえ、そんなことばかり気にしているわけにもいかない。仕事をしないといけないんだ。それになんとなく見つかるような気がしていたんだ。
で、夜間の仕事をこなして、スペアキーを使って帰ってきたわけだ。
次の朝。9時を過ぎたばかりで警察から連絡があった。それらしい鍵が届いているということだ。
俺はさっそく電車に乗って警察署に向かい、鍵を受け取った。ビンゴ!間違いない。俺のカギだ。
日本って国はこういうところはすごいもんだと思う。日本以外の国なら、絶対に戻ってこないだろう。それどころか、打ち合わせを終えて戻った時点で、車の中の道具は残っていないだろうし、下手をすれば車そのものがなくなっていても何ら不思議はない。
このような社会システムの信頼性と人間の善良さというのは、GNP指標とかには直接現れるものではないだろうけれど、 間違いなく日本の強みなんだ。以前にヴェトナムで携帯電話を掏られた時の警察の対応は、時間ばかりかかるうえに、まったくやる気がなさそうだったものな。
まぁ、あんまりこんなことばかり書くとネット上にあふれる日本すごい!SNSや日本最高!ユーチューブみたいだから気乗りしないんだけれど、この日本人の持つ秩序や規範意識、洗練された社会システムなどはもっと評価されるべきだと思う。そしてそれが日本のソフトパワーそのものじゃないかと思えるよ。
それにしても、俺はよく物を落としたりなくしたりするもんだ。俺の周りだけ重力が強くってすぐにモノが落ちてしまうんじゃないかって心配になるぜ。

0 件のコメント:
コメントを投稿