2011/04/20

Post #159 ひねもす

昨夜の仕事が終わったのは、今朝の9時前だった。

おかげさんで今日は一日、ひねもすゴロリと眠ってばかりだ。

書きたい事も在るには在るが、なに、今日でなければならぬような、火急の事など、ありゃしないさ。ただ、一日のんべんだらりと、ひねもす寝て暮らす。ありがたいこった。
Paris
ふふふ…、そんな一日も、時には悪くないんじゃないかな。
第一、睡眠不足はイライラするし、お肌によくないからな。
読者諸君、また明日話そう。今日はもう遅い。ひねもす眠くてたまらないのさ。

2011/04/19

Post #158 Transparency Films

うーむ、困ったことだ。
先日さんざん、モノクロにこだわっているなんて言っていたくせに、今回の旅行で撮ったリバーサルが昨日ラボから上がってきたんだが、そいつを見ると、リバーサルの発色や階調の美しさに、くらくらしてしまう。今回はKODAKのEBXつまりエリート・クローム・エクストラカラーを使っていたんだけれど、正直、たまらん。
余りのたまらなさに、今朝の早朝仕事から帰ってきたときに、眠っている連れ合いをたたき起こして、どうだ、キレーだろって見せびらかしてしまったくらいだ。迷惑な話だぜ。
ゾクゾクするとは、このことだ。デジタルから写真をはじめた若い衆には、一度是非、俺に騙されたと思って使ってみてほしい。
リバーサルは、露出のラチュードが狭くって撮影時にきちんと露出を考えて撮らないと、まったく使いもんにならないが、それでも一度つい買ってみる価値はあろうかと思うぜ。また、フィルムも高いし、現像代も馬鹿になりゃしないんだが、それでこそ、道楽。日々の仕事にまじめに取り組もうっていう張りが出るッちゅうもんだ。
まぁ、能書きはイイとして、実際見てみぃ。
Bruxelles,Belgique
くぅ~、素晴らしい!どうだい、君も喜んでくれるかい?
撮影は、例によってCONTAX T3、レンズは銘玉SONNAR T*35㎜ F2.8、露出はお任せテキトーだが、この美しさ。黒の締り、発色の美しさ。俺もデジカメは使っているが(おもに男の仕事でね)、ラボから上がってきたときにスリーブをライトボックスで見て、思わず感激~!みたいな感覚はないね。もう一発行ってみようか?今度は夜景だ。
Printemps,Paris

う~む、この闇に浮かぶ赤や紫の発色。たまらん。思わずエビぞってしまう。
これだから銀塩カメラはやめられん。普段はモノクロばかり使って、あまり使わないんだが…。
実際、今回の旅行でも3本しか使わなかったし、うち一本は、去年の夏に行ったトルコの写真と、同居しているというくらいの使わなさなんだが…。

侮れんなリバーサル。やはり俺の原点だけあるってカンジだ。

モノクロうどんの頑固親父も、なんだかまた、リバーサルに浮気してみたくなるってもんだ。
カッコよさや美しさの前には、主義も主張も思想も何もかも骨抜きになるのは、異性に対する感覚とまったく同じもんだぜ、ふふふ…。
とはいえ、キレーなおねいさんにちょっかい出すと、そのあとの厄介さはきっとモノクロかリバーサルかなんて選択の比じゃなかろう。それに、外見がキレーだからって、中身がカラッポという例も多いし、酷いときには脳みその代わりにクソが詰まっているような奴もいるからな、そこんところはしっかりと自重していかないとな。

なにはともあれ、写真をやってて、リバーサルを試したことのない君は、一度リバーサルを使ってみようぜ。なに、カメラを持っていない?中古カメラ屋に行けば、今ならいくらでも安く買えるぜ、フィルムカメラは。なんなら俺が貸してやってもいい。
あ、あと初歩の初歩の注意点。デジタルと違って、フィルムを使いきって、巻き上げてから、カメラの裏ぶたを開けるように。冗談みたいな話だが、若い衆には、そこまでフィルムカメラの事を知らない人もいるらしいぜ。俺は浦島太郎になったような気がするぜ。

読者諸君、また会おう。現実は常に理念を裏切るもんだ。俺のことを変節漢だとはいわんでくれないか。基本はあくまでモノクロうどんの頑固おやじなんだから。とはいえ、このキレーさはまいるな。
ではまた。今夜も俺は夜通し働いているだろう、君たちの事を想いながらね。

2011/04/18

Post #157 Interlude

今日は急遽、仕事に出撃しなければならなくなったので、ごくあっさりと。

今回の旅行で触れ合った、世界の人々からは、口々に今回の災害について訊ねられた。あなた方は、こんなところに旅行に来ているけれど、大丈夫だったのか?とね。日本を応援しようというポスターや募金箱も限りなく目にした。俺達は世界とつながっている。そして、今回の災害が、単に日本の東北地方だけの問題ではなく、世界中の、人類全体の問題だということがわかる。もちろん、未だ誰もその回答を持っているわけではないがね。
Osaka
多くの知人と話していて、よく耳にするのは、『これからの日本は、いったいどうなってしまうんだろうか』という言葉だ。その言葉には、不安の色が濃い。確かに俺たちは未曽有の災害に直面し、それでなくても社会は少子高齢化によって、活力が失われている。
俺の連れ合いなどは、『日本から逃げ出して、地震のない国に移住したい』とまで言っている始末だ。
それもいいかもしれないが、俺は今回の災害で、日本は大きく変わっていかざるを得ないと思う。政治も、社会も、文化も、人々の考え方も、何もかもが。

こういっちゃ何だけれど、俺にはすごく楽しみだ。

もちろん、ある朝目が覚めたらなんてカンジで、一挙には変わらないだろう。何年も、何十年もかかるかもしれない。しかし、必ず変わるだろう。どう変わってゆくかはまだはっきり見えてはこないけれど、俺自身は、日本がこれからどう変わっていくのか、自分のこの目で確かめたい。肌で感じていたい。出来ることなら、俺の生きているうちに、変わった日本を見てみたいし、世界の人々にもそれは大きな指針になってゆくと思うぜ。
諦めない限り、希望はあるだろう。

Ok、そろそろ出発の時間だ。男の仕事が俺を呼んでいるのさ。
読者諸君、また会おう。俺は夜通し働いているはずだ。