2011/04/26

Post #165 勝手に金子光晴週間 その1

Oh Yeah!今日の夜も仕事だからって、太陽が天中に差し掛かるまで、惰眠を貪って、挙句の果てには眠り過ぎて頭が痛いくらいだ。まったくのダメ人間じゃないか、これじゃ。仕方ない。国内時差ボケ商売だからな。仕事がなくても最近は明け方まで寝付けないんだ。困ったなぁ。

Osaka
今朝の明け方にさすらいびとさんからコメントをもらったぜ。さすらいびとさん、ハートウォーミングなコメントありがとう。さすらいびとさんのコメントを読んで、コメントを返していたら、無性にこの詩が紹介したくなったぜ。そう、他でもない親愛なる読者諸君にだ。
お届けしよう、ニッポンのユーメイな詩人にしてエロじじい金子光晴、1917年22歳の若き魂のシャウト、『反対』だ!

僕は少年の頃
学校に反対だつた。
僕は、いままた
働くことに反対だ。

僕は第一、健康とか
正義とかが大きらひなのだ。
健康で正しいほど
人間を無情にするものはない。

むろん、やまと魂は反対だ。
義理人情もへどが出る。
いつの政府にも反対であり、
文壇画壇にも尻をむけてゐる。

なにしに生まれてきたと問はるれば、
躊躇なく答へよう。反対しにと。
僕は、東にゐるときは、
西に行きたいと思ひ、

きものは左前、靴は右左、
袴はうしろ前、馬には尻をむいて乗る。
人のいやがるものこそ、僕の好物。
とりわけ嫌ひは、気の揃ふといふことだ。

僕は信じる。反対こそ、人生で
唯一つ立派なことだと。
反対こそ、生きてることだ。
反対こそ、じぶんをつかむことだ。

(金子光晴『反対』 岩波文庫 金子光晴詩集より)

う~む、まるでロックンロールだ。時代が時代なら、彼はロックンローラーだったろう。内田裕也なんか目じゃないぜ。すぐに、団結したがるこの日本では、黙っていてもお互いに通じ合っているような気になっているこの日本では、主張すればすぐにKYとか言われる日本では、今でもこの詩の力はいささかも衰えてないぜ。

さぁ、君も声に出して言ってみるがいい。すげーシャウトで、まわりの奴らを驚かせるくらい、デカい声で言ってみるとイイぜ。きっと、人生の見方が変わる。俺達はみんな、他人の人生を生きることに、うんざりしているんだ。さぁ、行くぜ!

『反対こそ、生きてることだ。反対こそ、じぶんをつかむことだ。』

いつだったか、この詩をたまたま目にして、金子光晴にノックアウトされたぜ。学級会じゃあるまいし、何でもかんでもみんなに賛成じゃ、いつの間にか、洗脳されて、去勢された馬のようになっちまうだろう。そんなんじゃ、自分の人生がもったいないぜ。モノ足りないッたらありゃしないぜ。
だいたい、よく言われる『みんな』って誰だよ?『みんな』はどこにいるんだい?『みんな』の意見なんかじゃなくて、ホントはお前の独断じゃないのかよ?やたらと『みんな、みんな』っていう奴を、俺はいつも疑ってかかる事にしてるのさ。
そうさ、自分の頭で考えて、おかしいと思う事には、即反旗を翻してきた。トイレットペーパーの芯じゃないんだから、何でもかんでも長いものに巻かれてたまるかって根性で今日まで何とかやってきた。ご苦労なこった。おかげで金回りはすこぶる悪いがな。
第一、そんなんじゃ人ごみに紛れて、埋没してしまうじゃないか。街を歩いている女の子を見てみなよ。人ごみで入れ替わっても、誰も気が付きゃしないんじゃないか?どいつもこいつも、おんなじようなメイクで、おんなじような格好でさ。サラリーマンのおじさんも、ある日違う会社に行って、知らない席に座っていても、何ら違和感ないような手合いばかりだ。
Osaka
それでいいのか?

人と同じことばかりしていたら、自分のやりたいことを見失ってしまうぜ。無駄に年だけくっちまうぜ。人生には終わりがあるんだぜ。俺は昔から、誰かと交換なんかできっこない、一点モノのゲージュツ品みたいな人間になりたいんだ。出来れば、このキャラクターを活かして飯が食えればサイコーだけどね。ふふふ…、しかし、そんなに人生甘くはないぜ。それこそが人生さ、ロックンロールさ。
つまらねぇことで落ち込んでる暇なんかないのさ。なんせ俺は俺だからな。俺の信じたことを、子供の頃の俺が見て、マンガの主人公みたいでカッコイイと思えるようなやり方でやるだけさ。

俺の敬愛するMOD FATHER Paul Wellerも言っている。
『僕は間違ってない。間違っているのは社会のほうだ。』
昔好きだったマンガで、主人公のハチャメチャな中年男が、『俺は未だこの世界に顕現していない何かからの使徒だ』って言うようなシーンがあったんだけれど、俺も、このニッポンの皆さんに、未だこのニッポンに顕現していないグルーヴからの使徒だと言えるような男になりたいもんだぜ。
ニッポンには、こんなバカな男がもっとたくさん必要だ。もっとも、みんな俺みたいな連中だったら、この国はデモとかストばっかりで、GNPはベスト100位圏外間違いなしだろうけどな、ダッハッハッ!
読者諸君、俺はもうすっかりおっさんだけど、年相応に老け込む気なんかさらさらないぜ。君たちも、いっちょどうだい?もっと好きにやってみないか?大丈夫、痛い目を見るのは自分なんだから。
明日は、勝手に金子光晴週間その2ってことで、『おっとせい』でもショーカイしてみようかな。

2011/04/25

Post #164 Dead Stock #1

昨日の夜は、夜中の3時まで、例の旅行のネガをチェックしていたんだ。
あんまり夜更かししていたんで、連れ合いに、こっぴどく叱られちまった。いつまでたっても子供扱いだ。もう42なんだがね…。
フィルムカメラで、ほぼノーファインダーで撮っているから、なにがどんな構図で写っているのか、ネガを見るまでまったく分からない。これは、なかなかにスリリングなことだな。驚くぜ。

実際に、見ていると、旅行のシーケンスが次々に脳裏に浮かんでくる。名所めぐりなどあまりせず、ひたすら路地を歩き回って写真を撮りまくっているから、ネガを順番に見ていると、自分の記憶が呼び起されてくる。異様に細部まではっきりと思い出し、地図があったら、毎日たどった道筋を正確にたどれそうなくらいだ。

頭の中に地図が出来ていくわけだ。

今日は午前中、仕事を一発かたずけてきた。何、たいしたこたぁ無いんだ。仕事自体は簡単なんだが、ほとんどがその、行き帰りの運転だ。これはなかなかに退屈なんだが、イカしたロックを聴きながら、ご機嫌な時間を過ごすって寸法さ。そして、夕方からもう一発現場を片付けてこないといけないんだ。そこで、今回はずいぶん前に撮影した写真を載せておこうかな。つまりはDeadStockって訳だ。今日はとりあえず、モノクロに関しては、昨日の夜見たネガの事で頭の中がいっぱいなのさ。そこで、ちょっと目先を変えてみた。もちろんプリントしてる暇はないしね。

HomeTown
これは、近所のうなぎ屋さんの水槽なんだが、なんだか最近、うなぎが無性に食いたくってね。スーパーで売ってる奴じゃだめだよ。ちゃんとお店でおっさんが炭火で焼いたような奴。あれがイイのさ。肝吸いなんかつけてもらってね。サイコーだよ。


Kumano
これもずいぶん前に、熊野の花の窟に行ったときに撮ったものだぜ。
素敵な草地に、素敵な黒猫が気持ちよさそうにしていたんだ。邪魔をしないように、そっと離れて撮ったのさ。
西日本に住んでいない人にはあまりなじみがないかもしれないが、この花の窟はイザナミノミコトを葬った神聖な場所なんだ。巨大な岩がご神体で、そのご神体には波や風の浸食で穴が開いている。それがまぁ、見様によっては女性器に見えなくもない。イザナミノミコトは、火の神カグツチを生んだ時に、やけどをして死んでしまったんだ。ちなみにここには、火の神であるカグツチも祀られている。太平洋の荒波が打ち寄せる浜辺にそびえたっているんだ。
ここはおそらく縄文時代から聖地とされてたんだろうな。日本書紀にもしっかりとこの場所のことは書かれているんだ。流行っぽく言えば、まぁ、パワースポットだね。なんかこの言い方は、畏敬の念が感じられなくて俺は嫌だがな。
ここは神社になっているが、拝殿はない。このむき出しの岩の前に直接対面して祈るのさ。白砂の敷かれた地面に跪いて祈るのさ。
俺も、この岩の前で、何度か跪き、何を願うでもなく、祈ったことがある。土人のように祈り続けるのさ。なんだか、かたじけない気持ちになってくる。自分が神様の子供になって生まれ変わったような気がしてくる。胸の奥が熱くなってくる、自分が母親を殺して生まれたカグツチそのものになったような気がしてくるんだ。
そろそろ、また行きたいもんだ。ソウルパワーをわけてもらいたいぜ。

おっと、そろそろ行かなくちゃ。現代社会はせせこましくてイケないぜ。かといって、失業は御免だけどね。暇はあっても、旅にも出れなきゃ、印画紙も買えやしないからね。
読者諸君、また会おう。君たちも、うなぎでも食べて精をつけたり、パワースポットに行ってソウルパワーをチャージして、この困難な時代を乗り切って行こうじゃないか!

2011/04/24

Post #163 Fragment Of Fragments #15

HongKong
本日、眠ってばかり。昨日まで、選挙カーがうるさくて、夜勤明けでも眠れなかったが、今日は投票日なので、誰も俺の眠りを妨げないのさ。
しかも、最近仕事が夜ばかりで、旅行から帰ってきても、時差ボケが続いているようなのだ。まいったなぁ。
そりゃそうと、なんだかもう少し、暖かくならないものだろーか?桜はすでに散り果てたのに、いまだに薄ら寒いのさ。おかげでなかなか布団から出る気にならないんだ。
よって、今日はあっさりと写真だけ。今夜こそ35本の旅行のネガを見たいんだよ。
読者諸君、また会おう。今日はこんなんですまない。まぁ安息日って事で勘弁しておくんなさい。