2015/06/08

Post #1524

Barcelona
風邪なんかに負けちゃいられないと思い、焼き肉をしてみたんだ。アメリカ産の牛肉を、がつがつ食ってみたのさ。誰が何と言おうが、俺は肉食系中年だからな。あまりにたくさん肉を食ったってんで、家人に呆れられ、かつ叱られてしまったくらいさ。
そうしたら次の朝、いつもの痛風で足の指の付け根が痛くなってしまった。
予想通りだ。まったく、マンガのようなていたらくだ。
まぁ、この痛みには慣れっこだ。痛みどめさえ飲めば、どうってことないんだぜ。ちょろいもんだ。こいつのおかげで、俺は生命保険に加入できないのさ。

バルセロナのカフェにて。

ヨーロッパでは飲食店の中では禁煙なので、煙草の吸いたい奴は、雨が降ろうが風が吹こうが雪が降ろうが、外だ。
しかも、このカフェは入り口の横に小さな丸テーブルが置いてあるだけ。つまり立ち飲みだ。

それでも、おっさんたちは渋いコーヒーと煙草を愉しんでいる。
ヨーロッパでは、1mgなんてスカスカの煙草を吸ってるような奴は、お見受けしなかったな。

煙草は、誰が何と言おうと緩慢なる自殺行為だ。人生が退屈で仕方ないから、みんな煙草を吸って、終わりを早めようとしているのさ。
拳銃と度胸があったら、わざわざ煙草なんか吸い続ける必要もないだろう?

読者諸君、失礼する。

2015/06/07

Post #1523

Barcelona いかにもエスパニョーラって感じの娘っ子だな。
風邪を引いたおかげで、ひねもす食べて眠り、眠っては食べてを繰り返す。
豚の生活だ。
いくらでも眠れそうだし、いくらでも食べられそうだ。しかし、それがまた鬱の症状と似ているので、ふと不安になる。
タバコに関しては、丸一日以上吸っていないんだがな。
思うにあれは、退屈だから吸うもののような気がする。
こうしていても吸いたくて仕方ないんだがな。
ニコチン1mgとかのヤニのない煙草を、みんな吸っているけれど、そんなもの吸うくらいなら、すっぱりやめてしまいたいぜ。
ちなみに俺が、ここ何年か吸ってるラッキー・ストライクはニコチン11mgだ。
タバコらしい味がする。

正直言って、俺は自分を持て余してるのさ。俺のエンジンは特大なんだ。
だから、のんびりしていると、かえっておかしくなっちまう。
過酷な仕事で寝る暇もないくらいじゃないと、充実してるように思えないんだ。

読者諸君、失礼する。

2015/06/06

Post #1522

Hamburg,Germany
昨日、やることもないままにプリントした。朝から雨が降っていて、涼しかったからな。
何枚かやっつけてみたところ、出来はわるくない。しかし、どうにも気分が乗らなかった。
ちなみに、気分が乗っているときには、自分が向かうところ敵無しの天才だと感じるのだが、昨日はまったく違った。
暗室の闇の中で、たった独り、無力感と徒労感でいっぱいだった。
なおかつ写っている被写体の姿にすら、人生の倦怠と侘びさを感じてしまい、フィルム一本分、10カットプリントしただけで、早々に店じまいしてしまった。
煙草を吸うのも嫌になって、まだ中に何本も残っている煙草の箱を、ゴミ箱に叩き込んだ。せいせいするぜ、もうごめんだ。

横になり、目を閉じる。

自分がこれまでの人生で、なんら意味のあることができてこなかったように思われ、無力感にまみれる。
いったいぜんたい、俺は今まで何をやってきたんだ?
もう人生は残り少ないってのに・・・。
自分の支えになってきた写真までが、まったく意味のないものに思えてくる。
胸の奥から吐き気の様な拳大の塊がせりあがってくるように感じる。
俺は退屈してしまうと、こんな風にメランコリックな気分に襲われる。
また、雨の日には気圧や光の加減で、気分が冴えない。

こんなときは、生きていることそのものすら、億劫になる。
かといって、自殺するほど追いつめられているわけでもない。
いや、もし俺が、アメリカとかに住んでいて、手元に銃とかあったなら、とっくにいつか自分の頭をふっとばしていたことだろう。日本人でよかったぜ。

そんな自分を客観的にみると、自分は鬱病なんじゃないかと思えてくる。
気分の浮き沈みが激しいから、双極性鬱病なんじゃないかってね。そう、いわゆる躁うつ病だ。

ふと、自分の体調を冷静に見てみると、どうにも寒気がする。布団にくるまっていても、寒い。
そういえば鼻もぐずついている。身体がだるくて、なにをするにも意欲が湧かない。体温を測ってみると、いつもより1度ほど高い。

OK、俺は自分は単に風邪なんだと言い聞かせることにした。
気分が乗らないのも、プリントに集中できないのも、みんな風邪のせいさ。悪い風が吹いているのさ。ここんところ、寒暖の差が激しいからな、身体の調子を崩しちまったんだろう。
そうだ、そういうことにしておこう!
俺はかかりつけの医者に行き、薬をもらって帰ってきたのさ。ちなみに、その先生に、俺は鬱病じゃないかと思うと言ったら、一笑のもとに否定されちまったよ。そんなもんさ。
誰もかれも、俺の悩みの深さを知らないのさ。

読者諸君、失礼する。よく考えたら、人生がどん詰まりなのは、なにも俺だけじゃないだろう?たいていみんなそうさ。