2013/08/29

Post #921

Essaouira,Morocco
誰しも、自分の好き勝手にやりたい。
しかし、誰しも上手くいかなかったときの責任はとりたくないものだ。
俺は、そういう流儀は好きじゃない。
自分のケツは自分で拭きたいし、誰かのケツも拭きたくない。関取じゃねぇんだ、御免蒙るってもんだ。
しかし、俺を取り巻く社会には、そんな手合いがゴロゴロしている。
俺は、そんな連中と丁々発止の危ないやり取りをしながら働いているという訳だ。
俺は、そんな連中を、心底軽蔑しながらも、生きていくために付き合わざるを得ないのだ。
ふと、人間のいないところに、携帯電話の電波の届かないところに旅をしたくなる。

人跡絶えて久しい、中央アジアの土漠の埃っぽい道を歩いてみたい。
冷たい空気が張り詰めた、シベリアの森のなかを彷徨ってみたい。
狂ったようにカモメの乱れ飛ぶ大西洋の港町で、潮風に吹かれていたい。
一言半句も意思の疎通の出来ない人びとが犇めき流れるアジアの雑踏で、人の流れに身を任せてみたい。
それらの土地の不毛さも、この心荒む娑婆世界の不毛さに比べれば、豊穣とも清浄とも思えてくる。

旅というのは、生きていくうえで人が避ける事の出来ない様々なしがらみから、一時自分を切り離すことだとも思える。一種の無重力空間を漂っているようなものさ。
けれど、そんな時、俺は本当に生きているような気がしてくるのさ。

読者諸君、失礼する。俺は疲れているんじゃない。ただ、バカらしくて、どこか悲しく、どこかさびしく、やりきれないだけさ。

2013/08/28

Post #920

Ubud,Bali,Indonesia
ようやく暑さが和らぎ、開け放った窓から吹きこむ風に、バリの朝を思い出す。
しゃらくさいこった。
バリ・ヒンドゥー教を奉じる女たちは、毎朝、家の玄関先に小さな葉で編んだ皿に盛った供物を、恭しい手つき物腰で神々にささげる。

読者諸君、失礼いたす。

2013/08/27

Post #919

Zagreb,Croatia
こういう振る舞いが様になるのは、若いうちだけだ。
俺はもうとっくに若くはないし、世間様では硬派で通っているので、間違ってもこんな真似は出来ないぜ。なんてたって、ロックンロールだからな。けど、心の中にはどこか羨ましいような、やっかむような思いが無いと言えば、嘘になるんだ。
俺の若い頃には、そんないちゃいちゃする風習は、この日本にはなかったし、若い時分はそりゃもう、モヒカンとかなわけだから、そんなことしてたら単なる自堕落な奴にしか見えないだろう。ほら、北斗の拳とかバイオレンスジャックに出てくるような、バイオレンスなチンピラだ。主人公に瞬殺されるパターンだ・
まぁ、今の時代なら日本でもイケるんだろうが、俺にはもう手遅れさ。若さだけは取り戻せないからな。残念なことだ。

だから、こういったカップルを見かけると、俺はカミさんに、『おまえさぁ、あいつらの周りで、ラブラブ♥ちゅっちゅっ♥♥って言って来いよ』って言うんだ。

まぁ、さかって交尾してる犬に、バケツの水をぶっ掛けるみたいなイメージさ。なんてたって、癪だからね、彼らの若さが。俺が無駄使いしてしまった若さを、奴らは有効に活用してるんだ、ちくしょう!
俺がやったら間違いなく不審者として、警察を呼ばれるか、その場で男と一悶着勃発必至なんだが、うちの小柄でファニーフェイスなカミさんなら、マンガのワンシーンみたいで笑って済まされるんじゃないかと思うんだよ。それに自分の手は汚したくないしな。ヒッヒッヒ・・・。
しかし、今まで百回くらいは頼んでるんだけど、カミさん一回もやってくれないんだよね。どうしてだろうね・・。
俺は面白いと思うんだけどな。

読者諸君、失礼する。合言葉はラブラブ♥♥チュッチュッ♥♥だ。