2013/09/22

Post #945

Praha,Czech
夜働いてばかりだから、夜の暗がりが恋しいぜ。
読者諸君、失礼する。

2013/09/21

Post #944

Rabat-Sale,Morocco
時折、ふと人間が嫌になり、

意味が煩わしくなり、

日本語の聞こえない遠くに旅立ちたくなる。

道行く人の言葉が、

眠りに誘うような低く優しい声音で歌う鳩の声や、

朝、喚きつつ狂い飛ぶ鴉の声のように、

意味なき音や旋律としてしか聞こえない何処かへ。

義務や権利は言うに及ばず、

立場や名前も色褪せて意味を失い、

自分が単なる異邦人であるというだけの

頼りない存在になれるような見も知らぬ何処かへ

ふと行ってしまいたくなる。

親類縁者は言うに及ばず、係累縁者からも忘れられる程の

遠い何処かに行ってしまいたくなる。

読者諸君、失礼する。もちろん俺は、自分のことは結構好きだよ。

2013/09/20

Post #943

Praha,Czech
心躍るのは、美しい後姿の女性を見つけた時。

スポーツカーのような曲線美。

もしも乗ることが出来たなら、俺の人生をどこか遠くに、猛スピードで連れて行ってくれそうな素敵なボディーだ。

何としても手に入れたいと思うからこそ、シャッターをきる。

はてさて、こんな俺、

女子高生のスカートのなかを撮っては、日々逮捕される不埒な輩と、

いったいいかほどの違いがあるというのかね?

少しばかり、洗練されているだけか?

欲望に芸術みたいな衣をつけて、カラリと揚げて、口当たりよくすりゃ、オイラの写真は一丁上がりさ。

写真にはどこか、窃盗のような後ろめたさがあるものさ。

他人の家のベランダに干された、女物の色鮮やかな下着を盗み見るような背徳感。

そんな俺を、非情なあのオマワリ達に突き出したりはしないでおくれ。

奴らは洒落や冗談はおろか、道楽芸術なんて世迷いごとを理解してくれるとも思えない。

心に姦淫せるものは、姦淫したのも同じこと。

えぇい、心なんて厄介なモノ、もういい加減、どこかに棄ててしまいたいもんだ。

たとえば公園のトイレとか。

隔週火曜日の不燃ごみの日とか。

眼玉そのものになって、写真を撮っていたいもんだ。

けど、心が無かったら、何を見てもぐっと来ないのだろうか?

それはそれで味気ないものさ。

心無い身で、味気ない人生の残りを、どう生きていったもんかねぇ。

読者諸君、失礼する。