2012/04/12

Post #504 ふと、ある女の言葉を思い出した

Marrakech,Morocco
この写真を見ていたら、ふと思い出したことがあった。
ずっと前に知り合った女の子は、独特のアイメークが印象的な素敵な女の子だった。

彼女は、自分は中近東の女性のようになりたいと言っていたっけな。

チャドルとか着たいのかと思ったら、メイクとか顔立ちのことだった。
俺はその時、もし中近東に生まれていたら、今の君のよーには、自由におしゃれを楽しんだりは、できっこないだろうと思ったもんだぜ。
アラブ系の女性は、目元が強調されたメークが印象的だ。もともと彫りも深いしな。仕方ない。目元以外はほとんどすっぽり覆い隠されているんだからね。そうじゃなくても、スカーフだ。
伝統的な衣装に身を包んでいる限り、目元だけで自分の魅力をアピールしないといけないんだからな。そりゃまぁ、リキも入るっちゅうもんだろう。
女の目力には、気を付けないといけないのさ。俺はなんて言ったって、酒には弱いが、女にはもっと弱いんだ。どうだ、スゲーだろう。
ふと、思い出しただけのことさ。
どってことない昔の話しさ。
きっと、この先の人生、もう会う機会もないだろうからね。忘れないうちに書いておいたまでのことさ。
君たちがいろいろ想像して楽しんでみるのも、一興かもしれないがね。しかし、そういうのは下衆の勘繰りという場合もあるんだぜ、ふふふ・・・、気を付けて欲しーものだね。
読者諸君、失礼する。話したいことは結構あるにはあるんだけれど、まぁ、俺もそこそこ忙しいのさ。なんて言ったって、寝るのも仕事のうちってことだよ。

2012/04/11

Post #503 本日、雨天につき

今日はアレだよ、思いもよらず仕事の予定が空いてしまったんで、家でプリントしていたんだ。
24カット。例によってモロッコだ。
しかし、まだまだプリントしていないネガは腐るほどある。道のりは遠いというものだ。
いや~、まいっちゃうなぁ。
Marrakech,Morocco
こんなんじゃ、全部プリントし終わる前に年食って死んじまうぜ。かといって、仕事もせずにそればっかりやってるわけにもいかないしなぁ・・・。なんかイイ方法ってないですかねぇ。
読者諸君、失礼する。今からちょっくら現場に行って来なけりゃいけないんでね。やれやれ・・・。

2012/04/10

Post #502 写真の極北を想う

取り立てて、何ということもない一日だった。
仕事が早く終わったんで、愛知県美術館のアートショップNADIFFに行き、写真集など物色する。
やはり欲しくなるのは荒木経惟センセーだ。どれを見てもおんなじようなもんだが、写真の放つ生々しさが尋常ではない。さすが、天才アラーキーだ。
しかし、懐具合がさみしーので、見てみるだけだ。なに、そんなに売れるもんでもないからな。ここに来れば、いつでも買えるさ。そういうことにしておこうよ。
いろんな写真集を見ていた。
ふと、写真の極北という言葉が頭をかすめる。そして、頭から離れなくなり、その言葉の周りを志向が旋回し続ける。今まで傾向に偏りはあるけれど、たくさんの写真集を見てきた。それを踏まえた上で、極北とは・・。
それがどんなものを定義するのか、今一つ自分でもはっきりしない。けれど、それはきっと、ありきたりなキレーな写真ではないと思う。そして、何かの挿絵のように、状況を説明解説するためのものでも無いだろう。
思わず、言葉を失うような写真。とはいえ、そこには決して目を背けるようなおぞましい光景が写されているわけでも、見るものを驚愕させるような突飛なものが写っているわけではない。ありきたりのものが写っていながら、我々が写真を見る際に無意識に運用している基準を逸脱しているような写真。
現在の一般的な写真からすれば、それはすでに意味のない写真と言うことになろうか。
そして、それでいて、その写真を見つめていることで、写真を見ている者の絶句沈黙の中から、新たな言葉をひきだすような、詩的な写真。
いつか、そんな写真を撮ってみたいと思っているんだ。
Marrakech,Morocco
そんな写真ってあるものかねぇ?
自分が思いつく限り、若き日の中平卓馬の写真くらいしか、思い浮かばない。
で、そんなことを考えていたら、家に帰ってプリントする時間もあったのに、まったく手につかなかったって訳だ。
読者諸君、失礼する。写真の極北、それがどこにあるのか、どうすればそこにたどり着けるのか、俺はこの先しばらくの間、気になって仕方ないことだろう。