![]() |
| 沖縄、竹富島 |
有事のドル買いで、アメリカのドルは世界に流通する。
現状のポイントを整理すると次のようになるんじゃないか。
1. 進行する「脱ドル化」の動き
①ドルの「武器化」への警戒:
ロシアに対するSWIFT(国際決済ネットワーク)からの排除や資産凍結を目の当たりにし、中東や新興国は「明日は我が身」とドル依存のリスクを強く認識している。なんせ、アメリカの王様は気まぐれだ。ダーツで次の獲物を決めてるとしか思えないときがある。
②石油決済の変化
長年続いた「ペトロダラー(石油はドルで買う)」の仕組みが揺らいでいる。
サウジアラビアが中国との取引で元(人民元)決済を検討するなど、エネルギー市場でのドル独占が崩れ始めている。帝国は必ず衰退するんだ。
③BRICSの台頭
2026年現在、BRICS諸国は金(ゴールド)や地域通貨バスケットに裏打ちされた共通決済手段(仮称:ユニット)の開発を模索しているようだ。こうして西側諸国を介さない独自の経済圏を形成しようとしている。
2. 基軸通貨としてのシェア低下
世界の中央銀行が保有する外貨準備(要は貿易決済のために使うドル資金だ)に占める米ドルの割合は、かつての70%超から50%台まで低下しており、20年ぶりの低水準となっているそうだ。その背景には何があるのか。賢明な読者諸兄諸姉ならお分かりだろう。
①ユーロ・人民元の拡大
欧州内でのユーロ決済の定着に加え、中国のCIPS(人民元クロスボーダー決済システム)の利用拡大により、ドルを介さない取引ルートが実用化されている。 残念ながら、円決済はとんと広がっていないですな。
3. それでも「即座に終焉」と言い切れない壁
一方で、ドルの覇権が明日明後日に消滅するわけではない理由も存在する。
①圧倒的な流動性
世界の貿易決済やデリバティブ取引の大部分は依然としてドル頼みであり、これに代わる「深さと広さ」を持つ市場(代替先)がまだ存在しないんだ。世界はウォール街に握られているのさ。
②資本の自由度
専制国家中華人民共和国の人民元などは為替管理が厳しく、ドルほど自由かつ大量に動かすことができない。信頼の置ける「逃避先」としての代替資産(米国債に代わるもの)が見当たらないのが現状だ。そう、今は兆しが見え始めたばかりの過渡期なんだ。
現在は、「ドル一強時代」から「通貨多極化時代」への過渡期にあると言えるだろう。
歴史上の基軸通貨(英ポンドなど)が数十年の歳月をかけて交代したように、ドルの影響力が徐々に、しかし確実に削り取られていくプロセスの中に私たちはいるわけだ。それがどう落ち着いていくのかを見る前に、俺はこの世とおさらばするだろうけど、これはいずれ必ず起こる。今日のようにアメリカ様が自らの信用を切り崩し続ける以上、この流れは止まらない。
このまま「多極化」が進んだ場合、俺たち地球人は複数の通貨を使い分ける、より複雑で不安定な経済圏に放り出されることになるわけだけれど、それこそが「ドル覇権後の世界」の落ち着くべき姿なのかもしれないな。
そのとき君は、日本円がこの「通貨多極化」の中でどのような立ち位置になると予想する?
その前に、以前にも書いたことけど、このまま経済の成長のみを追い求めてゆけば、俺たちは地球の資源を食い尽くし、地球は金星みたいな灼熱の死の星になっちまうぜ。
通貨はいくらでも信用創造できるけれど、通貨は富そのものじゃない。単なる交換のためのツールなんだ。幸せな生活を送るためには必要かもしれないが、本当の幸せはそこにはないんじゃないか。
本当に求められてるのは、基軸通貨の交代じゃなくて、俺たちの価値観の交代なんだよね。

0 件のコメント:
コメントを投稿