| 麒麟児 10年前の今日 |
息子の麒麟児が穏やかな寝息を立てている。
もうすぐ夜明けだ。夜が明けて九時になったら、取引先に連絡したり、業者と電話で打ち合わせしたりしなきゃいけない。
監督業に安らぐ暇なんてないんだが、こうして子供の寝顔を見ているときはオキシトシンが脳内に放出されて安らかな気持ちになる。
ふと、麒麟児が眠ったまま楽しそうに笑う。
友達とふざけている夢でも見ているんだろう。
俺が見る夢と言えば、仕事で追いまくられている夢か、裏切られた末に怒りに任せてウルトラバイオレンスを発動する陰惨な夢ばかりだというのに。
この笑顔を見ているだけで、麒麟児が生まれてきてくれたことを、味噌っかすでも元気に成長してくれたことを、目に見えないなにかに感謝したくなる。
今日は息子きりんじの誕生日だ。おめでとう、麒麟児。
気づけばもう、梅の季節だ。
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