2011/08/13

Post #273 今年の夏はどこにもいかないのさ

昨日の夜、高速を飛ばして帰ってきた。
ある意味ちょろい仕事だ。行って帰ってくる方が時間がかかる。とりわけ昨日は世間様は盆休み序盤、高速は激混みだった。幸い、行きは上り方向だったので、さほどの渋滞にも合わなかったが、帰り道はかなり混んでいた。普段、高速道路を走りなれていないドライバーが多いので、車の流れは深夜といえども悪かった。
とりわけムカついたことに、大阪ナンバーの頭のおかしいレガシーが、俺の車の前に執拗に立ちはだかり、悪質な進路妨害、危険極る車線変更や急ブレーキ、幅寄せなどで嫌がらせをしてくれやがった。俺は運転しながら荷物をあさり、仕事で使うハンマーを手に取って、危うく奴を実力排除するところだった。最後は、チキンランだ。登坂車線から追越を計る俺に、奴は激しく幅寄せをしてきやがったんだが、俺も臆さず、アクセルを踏みぬいてぶっちぎった。ふざけやがって、大阪人め!
こんなバカがいることで、大阪人への心証が俺の中でうなぎ降りだぜ、ケッ!
Istanbul, Turk
ゴールデン・ウィークや盆休みにどこかに行くと、こんな目に合う確率が高い。
以前はしばしば車で国内旅行とかしたもんだけれど、海外旅行をするようになってからは、とんと行ってないんだ。まぁ、毎日の仕事が旅行のようなもんだからな。あえて国内旅行に行く気がしないってのもある。下手をすると、旅先にもお客から電話が入ってきて、急な仕事の依頼をされかねないんだ。冗談じゃない。最初っから仕事してた方がマシだ。とはいえ、この時期に長距離遠征の仕事はゴメン蒙るってもんだ。
去年の今頃は、トルコに旅行中だったんだがな・・・。
日本語でバカ高い絨毯を売りつけてくるこすっからいトルコ商人もごまんといたが、総じて人情に篤い人懐っこい人々ばかりだった。なんとなく居心地もよかった。
去年のトルコも死ぬほど暑かったが、何故か旅行だと、カメラを持って、ひたすら炎天下でも歩き回れたりするから不思議だ。イスタンブール、かつてヨーロッパとアジアの交点だったコスモポリスだ。
ヨーロッパとイスラム圏のミックスされた街並みが、人間の風貌が、独特の雰囲気を醸していたっけ。うむ、ぜひまた行きたいものだ。
しかし、今年は仕事だ。今日は一日仕事は明いていたんだが、明日からまた仕事だ。世間様がお休みの時こそ、俺の稼ぎ時といえば稼ぎ時なんだ。そう、今年の夏はどこにもいかない、どこにもいけない。せいぜい今日、墓参りに行ってきたくらいだ。ひたすら男の仕事に明け暮れる毎日だ。そんなわけで、今日はイスタンブールで仕事に励むおっさンたちの写真をお届けしておこう。
Istanbul, Turk
それでは読者諸君、失礼するぜ。明日も早いのさ。
あんまり渋滞するようなら、高速を降りてシタミチをゆったり走ってみるのも悪くないだろうさ。意外とスムーズに流れているものだぜ。何より渋滞してるのに、高速料金を払うのって、なんだかバカバカしくはないかい?俺はゴメンだぜ。何といっても、自分で稼いだ大事な金だからな。無駄使いは出来ないんだ。せいぜいけちけちやらせてもらうさ。
失礼する。明日か明後日、またお会いしよう。

2011/08/12

Post #272 Naked Eye #13

今日は夜仕事なんですがね、それまでにやっつけておきたいことが結構あるんで、至極あっさりと、写真だけですわ。
Tokyo
夜は暑くて眠れないし。何かを集中してやる気力が、イマイチおき無いんだ。いけないな。お盆休みってのが、この時期に設定されている理由がよくわかるってもんだ。
Tokyo
しかも、帰省ラッシュの中、高速に乗って現場に出撃しなきゃならないなんて、う~む、実に気が重いぜ。余りに気が重くて、眠りたくなってくるってもんだ。
しかし、仕方ない。これも自分の選んだ道だ。そう、これが俺の人生だ、ブルースだ。

2011/08/11

Post #271 またもや俺の街で殺人事件か、やれやれ…

暑い日が続いている。世間様は、そろそろ盆休みだというのに、俺の仕事は忙しさを増してきやがった。今日こそは、今月はじめてのプリントでもするべ、これでアムステルダム・シリーズに引導を渡せるぜと思っていたのに、打ち合わせだ、現場調査だと立て続けに予定が詰まってしまった。どうなってるんだ?もちろん、お盆もみっちり仕事が詰まっている。そのあとも、10月くらいまでは、ほぼびっしりだ。しかも、いくつも仕事が重なっている。身体は一つしかない。ブローカーの様に仕事を他所に回さないと、何ともならないんだ。
これで、ドバドバ儲かればいいんだけれど、俺の商売は薄利多売で成り立っている。世の中そうは甘くないのさ。俺の財布の中身を当てにしてはいけない。情けないことだ。
Paris
またもや、俺の街で殺人事件が起こった。45歳の派遣社員の男が、写真撮影のモデルとして、派遣型モデルクラブ(ってなにそれ?)から、21歳の女子大生を自宅に呼び、どうやら一発やってやろうってスケベ根性を起こして、女に大騒ぎされて、刃物で女子大生の首を切って殺しちゃったそうだ。男は自首したんだが、どうもね、俺の住んでる街は、こんなクソみたいな事件ばかりで嫌になる。ゴッサムシティーだ。ドストエフスキーやエミール・ゾラが知ったら、ニンマリして小説の題材を探しに来そうな町だ。
男はたいてい誤解しているんだが、女がセクシーな恰好をしていたからって、すぐにやらせると思ったら大間違いだ。
かつては、ホットパンツにへそが出たような恰好をしているのは、売春婦ぐらいだった。
嘘だと思うかい?嘘じゃないんだぜ。1976年公開の『タクシードライバー』(言わすと知れたスコセッシとデ・ニーロの強力コンビによる傑作映画だ。
見たことのない奴は、必ず見るべし。
俺はサークルKで1050円で購入したぜ。
で、15歳の売春婦アイリスを演じた当時若干13歳のジョディ・フォスターは、衣装合わせの時に、『こんなはしたない服を着るのは耐えられない』と泣いたそうだ。
厚底のサンダルに、ホットパンツ、派手なブラウスはみぞおちのあたりで結ばれて、へそというか腹部丸出し。今ならどってことないカッコーだが、70年代のアメリカでは、それは淫売、つまりビッチ!だということを周囲に示すドレスコードだったわけだ。
マイルス・デイビスの元妻で、60年代末期から70年代初頭のセックスシンボルの一人、ベティ・デイビスの1stアルバムにも、アフロヘアーで、ホットパンツ、膝上のブーツ姿の彼女の写真があしらわれているが、今ならごく普通のファッションとして受け入れられるだろうが、おそらく当時は、良識ある人々の顔をしかめさせたにちげーねー。
俺のつれあいは、そのジャケットを見て、『かわいらしいじゃん』と言っていたが・・・。
Paris
現在の日本じゃ、それがヨーロッパやアメリカなら淫売しかしないぜっていう格好を、売れればよしってことで、じゃんじゃんガンガン売りさばいている。
実際に、ヨーロッパに行くと、なかなかそんな恰好の女の子は歩いていない。時折見かけるのは、よほどハイセンスで周囲の目なんか気にしないって娘か、それともそういったご商売の方か、そんなところだ。
そういう事情を知ってて買うのならまだしも、残念ながらニッポンの女の子に対して、そういったことを誰も教えてはくれない。雑誌を見ても、そんなファッションばかりだし、メイクだってそんな雰囲気だ。それがクールだって、彼女たちは思っているのさ。だから年頃の女の子たちは、喜んで買って、身にまとうのさ。
いや、それは決して悪いことじゃないんだけど、そういうファッションを選択する事で、男たちからは、自分自身が思ってもいないような、ふしだらな女に見えてるっていうことは知っておいても損はないと思うのぜ。いや、むしろ自分の身を守るためにも必要なことだろう。
まぁ、俺も男だから見てるぶんには悪い気はしないんですがね、だからといって、決してどいつもこいつもすぐに股を開くとか思い込んでいたりはしないつもりだ。さすがの俺も、そこまで馬鹿じゃないつもりだ。まぁ、バカバカしい、ホントーにバカバカしい話だ。

やりきれない思いで、俺はロバート・デ・ニーロ演じるタクシードライバー、トラヴィスの様に『この腐敗と背徳の渦巻く街を洗い流す雨は、いったい何時降るのか・・・』と思う。

トラヴィスは銃をとった。俺は、銃の代わりにカメラを向ける。それだけの話しさ。

OK、読者諸君。失礼させてもらうぜ。お盆休みを思いっきり楽しんでくれ。
休みのない君や俺は、せいぜい頑張っていこうぜ。熱中症にならない程度にね。