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2026/07/22

POST#1915 ケアによって人々をつなぐトークンという構想 第1章

東京都中央区築地1丁目
先日、俺が息子を塾に送っていった帰り道、カミさんから電話があった。

近所に住む80代半ばT松さんのおじいさんが、奥さんの具合が悪いから市民病院まで車で乗せていったほしいって頼まれてってんだ。その時カミさんは、テレワークで仕事中だったから、俺がどれくらいで帰ってくるのか聞きたかったみたいだ。

結局、カミさんは仕事を中断して、市民病院までT松さん夫妻を乗せていった。

とはいえ、市民病院は家からほんの300メートルほど、家の前の道をまっすぐ行って信号を一つ渡ったところなんだが、足腰の弱った老人、それも運転免許を返納してしまった老夫婦にとっては、それがとても大変なことなんだ。

幸いT松さんのおばあさんは大事なかったようで、しばらくするとT松さんがやってきて、お礼にといってナスやピーマンを持ってきてくれた。

そんな気を使わなくてもいいのに。

しかし、無碍に贈与を受け取らないのは礼を失する。だからありがたく受け取っておいたんだ。どうやって帰ってきたのか気になっていたんで聞いてみたら、タクシーで帰ってきたんだそうだ。やれやれ、不滅の体力を誇る俺の親父の有り余るエネルギーを分けてやりたいよ。