+(512x640).jpg) |
| 家の近所だろう |
河村たかし名古屋市長が、NHKに対して大河ドラマの信長、秀吉、家康に名古屋弁や三河弁を使わせるように要望書を出したという記事を読んだ。
名古屋弁に関しては、俺も地に足の着いたことが言えるというもんだ。
空中戦ではない。地を這うような泥臭いゲリラ戦だ。泥まみれ、だなくて、赤みそまみれだわ。
確かに、ネイティブ尾張弁(名古屋弁と岐阜弁の程よいミックス)の俺からすると、標準語で下知する信長や、その前に這いつくばっとる秀吉が、歯切れの良い標準語というのは、まぁ見とってしゃらくしゃぁでかんわ。
ちょっと、攻略が上手くいかず手こずっとる秀吉を、信長が叱責する場面を考えてみよまい。
信長『サル、おみゃぁ何手ぬるいことやっとらっせるんだ?まぁ、一揆衆みてゃぁなもん、はよ片づけてまわなあかんがや!わしの天下がかかっとるんだぞ!』
秀吉『うわぁ、殿様、どえりゃぁおこっとらっせるがね・・・。それがなかなかうみゃぁこといかんもんで、わしも困っとるんだわ』
信長『たわけぇ!とれぇこといっとらんと、つぅーっとやらなかんわ!わしに逆らっとる一向宗みてゃぁなもん、高野山ときみてゃぁに、火ぃかけて殺したったらええがや!なに、女子供を殺したにゃぁだ?たわけかぁ!おみゃぁは!なにあみゃぁこといっとらっせるんだて!とろくしゃぁ!そんなもん、戦に女も子供もあれせんて!もたもたしとったら、まぁ、今までの苦労が、全部わやになってまうがや!』
確かに締まらん。
それに、いまどき名古屋人でも、こんなこてこての名古屋弁、通じいへんでかんわ。こんなもん、にこちゃん大王か河村たかしくりゃしか使わせんてぇ。あとはわし(名古屋弁でよくつかわれる一人称)くりゃぁだわ。
NHKが役者に名古屋弁を使わせたがらないのも道理だ。
名古屋弁でキツイことを言っても、名古屋人にはなんとなく面白みが感じられてしまうし、それ以外の地域の人(じんと発音する)には、何しゃべっとるかちぃとも分れせんでかんわ・・・。
しかも、文中で『ゃぁ』と表記される複合母音æは、ネイティブだにゃぁとうみゃぁこと発音できぃせんでかんわ。
実は俺も、現場で職人さんやアルバイト君に指示を出す時は、意図的に名古屋弁を使っとるがね。
そうするとさいが、言いにくいことでも、何となくニュアンスが柔らかなって、うみゃあこと相手に伝わるがね。こないだみてぇぁ、現場のクリーニングの来てちょうたおねぇさんに、どえりゃぁ笑われてまったでかんわ!東京の職人さんには、まったく通じいせんし・・・。
やはり当分、NHKの大河ドラマで名古屋弁が炸裂することはないな。
読者諸君、失礼する。名古屋弁の灯はわしが守ってかなかんわ。わし、愛国心はあんまりにゃあけど、郷土愛はどえりゃぁあるでねぇ。