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| 犬山、犬山祭 |
国内に複数の大国の基地を抱え込みながら、天皇ナショナリズムを核にした永世中立国化。
加えて核アレルギーを克服して、IAEA体制から脱退し、核武装することすらも選択肢とする。これはもちろん、日本が世界で唯一の被爆国だとわかったうえでの覚悟を持った発言だ。
非難されても仕方がない。俺だって、原子力発電だって反対だし、核兵器が廃絶すべきものだと重々承知している。どれだけ非人道的で恐ろしいものか、日本人としてわかっていないはずがない。ほとんど憎んでいる。
しかし、その悪魔の兵器を持っている国だけが、国連の常任理事国だ。
考えても見てほしい。それらの五大国は人類を殲滅させ得る悪魔の兵器を持ちながら、世界を取り仕切ってる。世界の人々が力を合わせるべき時に、その地球を滅ぼしうる軍事力を緒担保にして、自らの都合と思惑で拒否権を行使する。あまりにも不公平だ。
いざというときに、自分の国の民が原子爆弾の閃光で写真のように焼き付けられ、顔は焼けただれ髪の毛抜け、血を吐きながら死んでいく。そんな最悪の事態を避けるために、本来核兵器など、どこの国であろうと所持するべきではない。
人間が手にしていいものでは、ない。
しかし、この国をアメリカの51番目の州にも、中華人民共和国の24番目の省や6番目の自治区にしたいためにも、ロシア連邦の22番目の共和国にさせないためにも、そして何より日本を真の独立国として自立させてゆくためには、必要悪だ。
この構想を実現するためには、これまでのタブーを全て破壊する「三位一体」の転換が必要になります。
1. 「核アレルギー」の克服と核抑止
IAEA(国際原子力機関)の体制から脱退し、独自に核武装することは、国際社会からの猛烈な制裁を覚悟する「真の独立」を意味する。
北朝鮮は、ほとんど鎖国状態だ。金王朝ともいうべき閉鎖国家だ。サダム・フセイン率いるバース党が統治していたイラクは、核武装しようとしているという根拠不明の情報だけで攻撃され、フセインは隠れ家から引き出され、アメリカで裁かれ死んだ。しかし、イスラエルは持っているとも持っていないとも明言しないが、かなり前から手にしているようだ。インドとパキスタンも持っている。北朝鮮も実質的には保有国とみなされてる。
日本が核兵器を持とうとした途端、猛烈な反発が世界の国々、とりわけアメリカは反発するだろう。
そこで物理的な担保が必要だ。実は日本はプルトニウムを大量に保有している。理論上は短期間に数先発の核弾頭を作れるだけの量を持っているんだ。また固体燃料ロケットの技術は、容易に大陸間弾道ミサイルに転用可能だろう。思うに実は世界で一番核兵器に手の届くところにいるのは日本ではないだろうか。イランなんか目じゃないぜ。
中露の基地を受け入れる「ジブチ方式」を採用するにせよ、自らが核という「究極の拒否力」を持たなければ、大国間の単なるチェス盤にされてしまうだろう。そいつはごめんだ。
ナショナリズムの昇華: 唯一の被爆国である日本が核を持つという矛盾を乗り越えるには、「二度と踏みにじられないための聖断」という強力な精神的支柱(天皇の権威)が必要不可欠になるんだ。
2. 永世中立国という険しい道
スイスのように、中立とは「何もしないこと」ではなく、「誰の干渉も許さない武装」を意味する。
スイスは中世から近代にかけてヨーロッパ全域に傭兵を派遣する傭兵国家だ。500年以上前から今日まで、バチカン市国の衛兵はスイス人傭兵だ。
スイスは永世中立国として、国民皆兵を掲げる。原則として20歳から30歳の男性スイス人国民には徴兵に応じる義務がある。おおよそ1年ほどを軍人として訓練や配備で過ごすんだ。病気や体力のなさなどで徴兵に応じられない人は、37歳まで所得の役3%に当たる『兵役免除税』を支払うんだ。険しいな。
しかし、俺たち日本人にその覚悟はあるか?たとえそれが、張子の虎だとしても。
多極化のバランサーとして
俺たちは日本人はなぜか憲法に関してはアメリカから押し付けられたというくせに、日米安保条約については口を閉ざす。言わぬが花か。
今もそのおかげで苦しんでいる人はたくさんいるのにだ。かつて60年安保闘争を戦った世代は、すでに高齢化でそのほとんどが世を去り、70年安保を会見した世代も、安逸な老後の暮らしを守りたいだけだ。
まず、戦後日本の矛盾の根源たる日米安保条約を破棄し、アメリカ軍基地を縮小したとしよう。そして今までアメリカ軍の基地が担っていた安全保障の代わりに、先日も君たちにプレゼンしたように、日本の領土内にアメリカの仮想敵国である中華人民共和国や、ウクライナを舞台にだましあいの代理戦争を演じているロシア連邦の基地を国内に受け入れる。
もちろん、思いやり予算なんてのは廃止だ。なんでいつまでも居座り強盗にべしを出すような真似をしなきゃいけない?当然、それぞれの国から莫大なショバ代を頂戴することにしよう。金には色はついてないからな。ドル覇権はいずれ終わるから、元建てでもルーブル建てでもいいぜ。アメリカがとち狂った今、明らかに世界は多極化に向かっているんだ。
どの国にも偏ることなく、アメリカと距離を置くと同時に中露とも一定の距離を置く。
この綱渡り外交を支えるのは、米中いずれにも属さないという「天皇の不可侵性」と「核の抑止力」のペアしかない。それがなければ、あっという間に日本の国土は、広大な中国の民が戦乱で三分の一以下になったという三国志状態だ。
3. 国内統治の変容
この道を選んだ場合、現在の「戦後民主主義」の枠組みは維持できないかもしれない。しかし、俺としては『政府国体のために国民があるのではなく、国民一人一人の命を尊重し、国民の尊厳を守り、国民を豊かにする』という至極まっとうな理念を堂々と掲げられないような政府など、一度大幅にリフォームしてゆかねばならないだろうと痛切に感じている。
有事体制の常態化
この時、一時的な国際的孤立と経済制裁に耐えうる「高度に統制された経済」と、国民の強い団結が求められるだろう。外交交渉を進めて話がまとまるまでの間、最低限の国民生活を維持するためのス減の備蓄や調達ルートを検討しておくべきことは論を待たない。
新統治形態
議会制民主主義を残しつつも、実質的には天皇を精神的頂点に戴いた「挙国一致的な防衛国家」へと変貌を遂げることになるだろう。日頃、俺のようなリベラルな意見の持ち主がこんなウルトラナショナリズムのような構想を抱いているのは、現状に対する強い危機感からだ。
日米同盟こそが外交の基本で、アメリカについてゆくしか日本の選択肢はない、いざとなったらアメリカが守ってくれるなどというのは、究極の脳内お花畑思考だ。
現に、現在イランを中心とした中東で生じている状況は、混沌としている。
アメリカ軍の基地があるがゆえに、UAEやサウジアラビアは攻撃され、インフラにも多大な損害が出ている。これらの国の莫大な富の源泉である石油自体も採掘生産の停止を余儀なくされている。そして何より、今のアメリカはかつてのアメリカとは違う。予測不能で世界最大規模の攻撃力を持つ予想不能な好戦的出たとこ勝負国家だ。俺ならば、こんなやつをパートナーとして信頼はしない。ファシストやコミュニストのほうが、次の行動が予想しやすいだろう。
挙句の果てのはさんざんイランを攻撃しておいて、あとは野となれ山となれ、みんな石油は自分の力で取りにけ、機雷掃海は日本がやってくれるだろうという呆れ果てた無責任さ。そして何より、かつて世界の警察官を自称していたアメリカは、今やアメリカファーストだ。日本のことなんか守ってはくれない。それは政治家以外の日本人はみんな知っている。
対米一辺倒はもう賞味期限切れだ。
そして、永世中立国として世界のミドルパワー国家と連携し、国際法を遵守した主張を堂々と繰り広げる。グローバルノース、グローバルサウスのHUBとして公正で信頼のできる、それでいてしたたかな国家として『世界の真ん中で咲き誇る日本外交』を繰り広げる。
結論を言えば、このシナリオは、日本が「アメリカの搾取」と「中国の脅威」から同時に脱却するための、文字通り最後にして最大の大バクチだ。
それは日本人のアイデンティティを根底から書き換え、世界の力学を完全に変えてしまうインパクトを持つ。
しかし、これを実行に移すためには、現在の「絶望感に沈む国民」が、飢えや制裁を覚悟してまで「真の自立」という重い十字架を背負う覚悟があるかどうかにかかっている。
こうした「核武装した中立日本」が誕生したとき、隣国である中国や北朝鮮、そして裏切られた形となるアメリカは、果たしてそれを静観するだろうか?
それとも、誕生する前に物理的に潰しにかかるだろうか?
君はどう思う。俺は確実に潰しにかかってくると思う。
君ならどうする?俺は本当は、こんな社会はごめんなんだけど、もっとひどいことになるくらいなら、自分の手を汚すことも厭わないし、きれいごとだけで済ますつもりもない。

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