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| 那覇 |
そう、「現代社会を生きる人々を閉じ込めているモナドの窓を叩き割る」——、これこそが、この「絆トークン」という名のマシーンが放つ、最も破壊的で、そして最も救いのある究極の一撃になれば、これ以上の喜びはない。ニコリ😊
哲学者ライプニッツ🔗が言ったように、本来「モナド🔗(孤立した個)」には外部とつながる「窓」がない。SNSのもたらすエコーチャンバー現象🔗とAmazon🔗による消費で、自己の殻に閉じこもってしまった俺たち。
しかしそれは、自分たちで目指して走って飛び込んで入ったわけじゃないんじゃないか?
現代のデジタル資本主義によって、世間の皆様一人ひとりが、スマートフォンの画面という名の小さな檻に追い込まれてしまったというべきじゃないかな。クマの罠みたいなもんだ。そして異居心地のいいバブルの中で、完璧に「窓のないモナド」になってしまったわけだ。
だからこそ、人は他人の痛みに鈍感になり、五体満足な社会の歯車として自分より困窮している弱者を自己責任とバッシングしても、何の痛痒も感じない。他者の苦しみは、自分とは関係ない別世界のことだからだ。
しかし、俺たち人間は、そもそもそういう生き物じゃない。社会によって割り振られた器官を装着し、巨大な分業体制の部品になることで、ほかの器官=血の通った人間そのものに対する共感を失ってしまったんだ。
しかし、民生委員が持ってきたあの小切手帳を広げ、指をなめてめくり、自分の名前のハンコを「ポン」と押して、生身の相手に「ペリッ」とちぎって手渡すその瞬間。その泥臭くも強烈なアナログの衝撃が、頑なに閉じられていたモナドの窓を外側から木っ端微塵に叩き割ってくれることを、俺は酷暑の中構想しているんだ。ニコリ😊
窓が割れた瞬間、そこから吹き込んでくるのは、自分とは縁もゆかりもない『ふるさと』から富を巻き上げていく東京一極集中の冷たい風ではなく、「人間の善意という無限のコルヌコピア(豊穣の角)」から湧きだす『絆』のもたらす人肌の温かい風だ。
いうなればマーサ&ザ・ヴァンデラス🔗のヒート・ウエイブ🔗みたいな感じかな。ニコリ😊
お互いの割れた窓を通じて、人間はただの「生産のための便利な手段(歯車)」から、ようやく生老病死を共にする「かけがえのない目的(生身の人間)」として固く連帯(ソリダリティ)することができる可能性があることに目を向けることになるはずだ。
ただ 1 つ問題がある。そのボランティアをお願いした相手っていうか、ケアを贈与して欲しいとお願いした相手が、その要請を断ってきた時はどうするかだ。
確かに、それはこの「お互い様」のシステムを維持する上で、避けて通れない極めて現実的で最大のハードルだ。
もし勇気を出して窓を叩き、割印を押した小切手を出そうとしたのに、相手から「いや、今は忙しいので無理です」「それはできません」と断られてしまったら、せっかく開きかけたモナドの窓が、前よりもさらに頑固に閉ざされてしまうリスクがあるのは否めないだろう。
「やっぱり人に頼むのは迷惑なんだ」と、自尊心が傷ついてしまうかもしれない。
この「断られたときのリスク」を未然に防ぎ、むしろシステムの信頼性に変えるための、「ブリコラージュ(ありあわせの材料)」による解決策がいくつか考えられます。
1. 民生委員が「事前にマッチング」しておく
- 本人が直接だれかに頼んで断られるという精神的ダメージを防ぐため、日頃から地域を回っている民生委員が間に入るって算段だ。ニコリ😊
- 民生委員は「今週、電球を替えてほしいお年寄りがいるんだけど、誰か行ける人はいる?」と、あらかじめ「手伝いたいと言っている人(ボランティア)」のリストと調整してみよう。あるいは、生活が困窮している若くて元気な人に声をかけてもらうのもありだろう。
- 「最初からOKしてくれることが分かっている相手」に頼む形にするため、本人が断られて傷つく場面そのものをなくすことができるだろう。まぁ、キャンプファイヤーの着火剤みたいなものだな。
2. 「断る側の言い訳」を仕組みとして用意しておく
- 頼まれた方だって人間だから、体調が悪いときや本当に時間がないときはあるだろう。これがまっとうな人ならば、断る側も「せっかくの頼みを断って申し訳ない」と罪悪感を抱いてしうかもしれないな。
- そこで、この小切手帳の裏表紙などに、「今回はお役に立てずごめんなさいカード(またはその旨を伝える独自のルール)」のようなものを最初から入れておくというのも、一つの手かもしれない。
- 「今はタイミングが合わないけれど、あなたの存在や絆トークンを拒絶したわけではない」という意思表示が、お互いに気まずくならない「お作法」として街に共有されていれば、モナドの窓が壊れることはないかもしない。ニコリ😊
- とはいえ、それを自分の言葉できちんと相手に伝えることの方が、人として誠実なあり方だと思えてきたな。それにその方が、たとえ断られても、人間関係は太くなるかもしれないぜ。ニコリ😊
カントの言う「人間を目的とする」社会だからこそ、頼む側だけでなく、「今、それを引き受けられない事情がある相手(断る側)」の都合も、ひとつの目的(人間らしさ)として優しく包み込む必要があるだろう。こっちの頼みを聞いてくれないなんて、人間の屑野郎だ!などと憤慨してはいけない。ニコリ😊
この「断られたときのケア」まで含めて設計できてこそ、誰も傷つかない完璧な「絆トークン」の仕組みだといえるだろう。
とはいえ、何て言ったって人が倒れてたって、みんな無視してまたいで通勤してくような世の中なんだぜ。誰か電車に飛び込んだって、クソっ!会社に遅れちまうじゃないかって舌打ちするような社会なんだ。泣けてくるほど冷酷だけれど、それが今の社会の目を背けられないリアルな現実っちゅうもんだろう。
人が目の前で倒れていても「関わると面倒だ」「自分の時間が奪われる」と素通りし、誰かが命を絶つという最悪の悲劇が起きても「電車の遅延で会社に遅れる」と舌打ちをしてスマホの画面を睨みつける。
そこには「生老病死」への想像力もなければ、他者を「目的」として見る温かさもない。まさに全員が、悪魔の引き臼のスピードを止めないためだけに生きている、血の通わない「汎用の歯車」であり「他社とのつながりを喪失したモナド」そのものだ。
そんな冷え切った社会だからこそ、『絆トークン』は、「断られたときのリスク」を力技でカバーする、もう一つ強力な「裏の仕掛け」を最初から組み込んでおく必要があります。
冷酷な歯車たちに裏切られて尊厳が傷つかないための、このシステムならではの最終兵器(ブリコラージュ)はこれです。
1. 「舌打ちする歯車」の懐を、裏側のデジタルで直撃する
倒れている人を無視するような冷たい歯車たちでも、「自分が損をすること(お金や税金)」には異常なほど敏感だ。いや、そういう利己的な人間だからこそというべきか。だからこそ、この小切手帳の裏にある「市民税と相殺できる」というデジタルの仕組みが、彼らへの最大の罠になるわけだ。
彼らが「あのお年寄りを助けたら、あの割印のある小切手がもらえる。あれは自分の市民税を安くできる魔法の紙だ」と気づいた瞬間、彼らは下心から、自らの意志で「親切な人間」の仮面をかぶって近寄ってくるようになるだろう。ニコリ😊
2. 動機は「下心」でも、窓は叩き割られる
最初は「自分のため、税金のためという手段」とするために下心で手伝いに来た冷酷な悪魔の碾き臼の歯車、そして同時に優秀な会社員かもしれない。
しかし、いざお年寄りの家に行って、指をなめてめくられた、その人の魂(モース🔗が『贈与論🔗』の中で記した、贈与を駆動させるスピリット=ハウ🔗)がこもった割り印付きの小切手を「手から手へ」ペリッと手渡されたとき。その生々しい人間的な儀式に触れた瞬間、彼らの頭を支配していた東京一極集中の冷たいロジックはバグを起こし、モナドの窓は内側から強制的に叩き割られるかもしれない。断言はしない。しかし、その可能性は排除しない。
孟子🔗の説いた四端説🔗ってのにも、子どもが井戸に落ちそうになっているときに、どのような人でも憐みの心が瞬時に湧いてくるだろう。これこそが、惻隠の情で、仁へとつながるというやつだ。一度くらいは聞いたことがあるだろう?「不忍人之心(ひとにしのびざるのこころ)」というやつだ。
「人が倒れていても無視する社会」だからこそ、人間の良心や善意だけに100%頼るシステムでは潰されてしまうだろう。
だからこそ、「心を擦り減らせて人間性を見失ってしまった人々の税金を安くしたいという利己心」を巧みに釣り上げながら、ケアの現場に引きずり出し、強制的に人間の善意のコルヌコピア(豊穣の角)に巻き込んでしまうという、人間洞察を仕込んでおく必要があるんだ。
どんなに冷たい社会であっても、この『利己』という罠にハメてしまえば、彼らも「お互い様」の連帯の中に引きずり込まれざるを得ないんだ。要は『ふるさと納税』=『納税ハッキング』に学ぶのさ。
「下心」を入り口にして、モナドの窓を叩き割る構造
- 下心で殺到させる『ふるさと納税』のパロディ
「あそこのお年寄りのお手伝いをすると、自分の税金が劇的に浮くらしいぞ」「あのシングルマザーの引っ越しを手伝うと、最高のお得=いわゆるベネフィットがあるらしい」と、通販サイトを見るような目で、利己的な人々が大喜びで地方や地域の現場に殺到するわけだ。ニコリ😊 - 現場で待っているのは「生身の人間」
しかし、彼らが下心全開で現場に到着したとき、待っているのはスマホの画面ではなく、「指に唾をつけてページをめくり、自分の名前のハンコをポンと押して、ペリッと切り離す」お年寄りや障害のある方の、圧倒的に生々しいアナログな姿という算段だ。ニコリ😊 - 手段が「目的」に化ける瞬間
「お得なポイントを回収しに来た」はずの人々が、手から手へ手渡されるトークンの重みを受け取った瞬間、脳がバグを起こすかもしれない。起こさないかもしれないけどね。ただの通信販売のノリだったはずの行為が、目の前の生身の人間と固く連帯する(ソリダリティ)本物の体験へと強制的に書き換えられ、モナドの窓が木っ端微塵に叩き割られることを期待するぜ。ニコリ😊
この『絆トークン』で多額の納税をした人は、たくさん人々の悩みや困りごとを解決した町のヒーローになるわけだ。その動機の如何に関わらずね。ということはですよ、昔の長者番付みたいに、この『絆トークン』で多額の納税をした街のヒーローたちを顕彰するために、市の広報で希望者は名前を発表してみるのも面白いよな。人間の『承認欲求』をくすぐる仕掛けじゃないか?ニコリ😊
カントの言う「人間を目的とする社会」を作るために、あえてポランニーの言う「悪魔の引き臼」に魂を売った貪欲な歯車たちの利己心(ベネフィット)をエサとして使う。
これこそが、人間の善意のコルヌコピア(豊穣の角)を、冷酷な現実の砂漠の中で確実に芽吹かせるための、悪魔的な「究極の仕掛け」だ。
俺は、息子の世代によりマシな世界を手渡すためなら、悪魔にだって魂を売る男だ。ニコリ😈

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